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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 60 指先…(5)

 ああ浩一さんに早く逢いたい、抱かれたい…

 ズキズキズキズキ…

 カラダの奥が濡れて、疼いてきているのを感じてきていた。

 とてもこのままでは眠れそうにはない…

 わたしは寝酒に用意していた赤ワインをグイッと一気に飲み込む。

 あっ、しまった…

 するとその赤ワインが口元からこぼれ落ち、Tシャツの胸元に垂らしてしまったのだ。

 まずい…

 白いTシャツに赤ワインの小さなシミが広がっていく。

 この赤ワインのシミは意外と洗い落ちしないのだ…
 そう思い、シミを拭わなくてはと慌ててTシャツを脱いだ。

「あんっ…」
 すると、その慌てて脱いだTシャツの布地がノーブラの乳房の乳首に触れ、そして一瞬、ビクッと感じてしまった。

 えっ、まさか…

 そう、乳首が勃っていたのだ。
 勃って敏感になっているところに、その脱いだTシャツの布地が触れて、ビクッと感じてしまったのである。

 さっきの浩一さんとの電話の最後の頃の昂ぶりで、興奮し、欲情してしまったというのか…

 ズキズキズキズキ…

 この疼きのせいで、乳首が勃起つほど に欲情し、昂ぶっているのか…

 正直、わたしは驚いてしまう。

 まさか…

 あの電話で…

 ズキズキズキズキ…

 そう思った瞬間から昂ぶりの疼きが強くなってきた。

 そして思わず自分のそんな乳首、乳房を眺めていく…

 バスト80のBカップ…
 決して大きくはないがカタチは良いと自分では思っている、そして乳首もまだピンク色に近い。

 だが、浩一さんは、彼は脚フェチであり、ストッキングフェチであるから、過去に胸を褒められた記憶はほぼない…

 そして彼の胸への愛撫も、脚ほどの執拗さは無かった…
 のだが、実はわたしは胸も敏感に感じるのである。
 だから、この僅か一瞬の、勃っている乳首に軽く布地が触れただけでも、既に昂ぶってしまっていたから簡単に快感のスイッチが入ってしまったのだ。

 そしてわたしは左手の人差し指の指先で、左の乳首を弄っていく…
 無意識であった。

 だがそれは、快感の疼きの命じるままの、いや、欲情したメスの本能なのかもしれない…







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