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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 62 指先…(7)

 ああ、浩一さん…

 ああ、欲しい…

 浩一さんの硬いアレが…

 欲しい…

 ふと、脳裏に、元旦那の忘れ形見といえる禁断のバイブレーターの姿が浮かび上がってきた。

 ああ、欲しい…

 膣が、中の肉壁が、この膣内の空虚の隙間を埋めたくて激しく震えてくる。

 中を埋めたい…

 だが、明日の夜には抱いてもらえるのである…
 ギリギリのギリギリまで我慢したい思いがあった。
 だが、膣が、子宮が、硬い刺激を欲しくて泣いてくるのだ。

 ああ、どうしよう…

 我慢と、肉欲がせめぎ合ってくる。

 しかし、そうせめぎ合いをしながらも、両方の指先は乳首とクリトリスを同時に弄り、責めていた。

 ああぁぁ…

 そしてその二つの疼きが昂ぶり、快感という電流で一つに繋がり、子宮へと走り抜けていったのである。

「はうっ、っくうぅ…」
 その瞬間に、快感の電流は小さく全身へと走り抜けていき、わたしは小さな絶頂感を迎えたのだ。

「っくぅぅぅ……」
 ブルブルと全身が絶頂感の快感に小さく震えてくる。

 ジンジンと小さな快感が疼く…

 だが、今夜のこの快感はまだまだ小さな快感といえるのだ。

 このわたしの予想以上の心の昂ぶりに、カラダの、いや、子宮と膣の欲情の欲望は全く治まる気配が無く、硬く、熱い肉の感触を欲して治まりがつかないのであった。

 ああ、ダメだ…

 ダメだ、疼きが治まらない…

 とりあえず少しでも疼きを押さえたくて、欲情に震える膣の中に二本の指先を挿入れていく。

 ニュチャ、ニュププ…

 二本の指先の挿入と共に愛の蜜が溢れてくる。

 そしてわたしは、夢中になってその中の二本の指先をグリグリと掻き回し、膣壁を擦り、刺激していくのだが…
 二本の指先では中の隙間が埋まらないのである。

 そしてその隙間の空虚感が、まるで今のわたしの想いである、つまり、彼を欲して飢えている心の空虚感の様に感じてしまうのだ…

 ああ欲しい…

 浩一さんのが欲しい…

 ニュチャ、ジュプ、ジュププ…

 わたしは夢中になって、右手の二本の指先を動かし、掻き回していく。

 そして刺激が足りなくて、乳首を弄っていた左手の人差し指の指先でクリトリスを弄る…



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