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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 7 ゆうじ ③

 あの初めて見た時と同じ碧い目で私を見た。

 「なあ、今夜、店終わったら…」

 私は黙って頷く。
 目を見て言いたいことはわかったのだ。
 彼の想いは伝わってきた、そして私も同じ想いであった。



 「やらせて…」

 ゆうじは店の裏にある、自分の部屋の玄関ドアを閉めた途端にそう言って、いきなり私を抱きしめキスをしてきた。

 「あ…」
 もちろん私は抵抗などしない、彼の唇を受け入れる。

 さっきの甘いカクテルの酔いのせいかもしれない、それとも彼の紺碧の海のような碧い目の光に惹かれたのかもしれない。
 そのキスに疼き、その唇の感触に心が震えた。

 彼は力強く私を抱きしめ、唇を吸い、そして舌先を絡めてくる。

 「ん…」

 彼の熱い想いが、昂ぶりが、私の唇の中に激流のように流れ込んできた。

 ああ…

 心が震え、融け始めてくる。
 彼のこの激しい想いの抱擁のキスに膝の力が抜けてしまい、抱きしめられるままに身を預けてしまう。

 「み、美冴…」

 彼が舌を吸いながら私のコートを脱がせ、セーターの中に手を入れて胸に触れてきた。

 「あ…ん…」
 彼の冷たい手が私の火照った心とカラダに心地よい。
 その冷たい指先が胸をまさぐり、徐々に後ろへと回りブラジャーのホックを外す。

 「んんっ」
 冷えた指先が私の熱く猛って固くなっている乳首を弄ってくる。

 「あ、んん…」
 まだ唇は離してくれない、そんな情熱のキスと乳首の快感の電流に子宮がズキズキと疼き、眠っていた欲情が目を醒ましてきたのだ。
 そして全身を覆い始めた欲情の波にとても立ってはいられなくなっていた。
 しかしまだ私達は玄関にいるのだ、しかもまだ私はヒールさえも脱いではいない。
 そして私は彼の激しいキスの抱擁に膝の力が完全に抜けてしまいしゃがみ込んでしまう。

 私達は玄関にしゃがみ込みながら抱き合い、唇を吸い合い、無言の愛の会話をする。

 初めて会った時からこうなりたかった、なぜかこうなることを感じていた、そしてこうして抱かれたかった…

 そのまま彼は私をキスしながら腕に抱き、セーターの中に手を入れてきて乳首を弄る。

 「あ…、んんっ」

 そして抱いている腕を外しながら私をそっと玄関に寝かし、唇を外し、指では乳首を弄ったままで、喘ぐ私を見つめてきたのだ…


 
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