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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 8 ゆうじ ④

 ゆうじは抱いている腕を外して私をそっと玄関に寝かし、唇を離し乳首を弄ったままで喘ぐ私を見つめてきたのだ。

 「や、やだ…」
 見られて恥ずかしかった、そして彼の碧い目に吸い込まれそうであった。

 「…きなんだ」
 そう言う彼の一番大事な言葉が聞こえない。
 でも、想いは伝わってくる。

 そして再び唇を寄せてきて、首筋から耳元へと唇を這わせてきたのだ。
 その瞬間、唇の感触に全身に快感が走る。

 「んっ、あぁん、あ、ゆ、ゆう…」

 私も気持ちが昂ぶり過ぎて言葉にならない。
 そしてうなじに唇を這わしながら、乳首を弄り、もう片方の手が膝に触れてきた。

 ややフレアな膝丈のスカートが腿まで捲れ、そのまさぐる右手がスッとストッキングを穿いた腿を、まるでその感触を愉しむかのように撫でてくる。

 「脚、きれい、だよな」

 腿を撫でながらそう言ってきたその言葉に子宮が疼く。

 そうか、ゆうじも、そうなのかな…

 その腿を撫でてくる感じで、私はそう思ってきていた。
 そしてその手が撫でる感触を愉しむかのように、ゆっくりと脚先へと這っていくのだ。

 「あ、あぁ…」

 私はその手の感触にゾクゾクと感じてしまう。
 なぜなら僅かな過去の男達との体験を経て脚が敏感に感じるようになっていたからであり、そして素足よりもストッキングを穿いて撫でられる方が感じるのである。
 おそらく脚に纏うナイロン繊維が穿くことにより張り詰め、その張りが撫でる感触の振動を微妙に増幅させてナイロン繊維のザラザラ感を快感に変えてくるのかもしれない。

 そしてその撫でられる快感と、彼の、脚がきれい、という言葉が相まって更に快感に繋がってくるのだと思う。

 私はその脚の快感と乳首を弄る快感に、すっかり喘ぎ、疼かせ、虚脱していた。
 
 「あぁん、あん」

 そして撫でる手が足首に辿り着き、ヒールを脱がせ、爪先までをじっくりと撫で回してくる。
 するとうなじを這っていた唇が離れ、そのままゆっくりと降りてきて、フレアのスカートの裾の腿辺りに近づき、舌先を伸ばして舐めてきた。
 
 「あっ、んんっ」
 脚がビクッと震える、そして子宮の疼きも強くなり、既に下着に漏れる程に濡れてきているのを私は自覚していたのだ。



 ゾクゾクする
 ズキズキする
 ドキドキする…




 
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