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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 9 ゆうじ ⑤

 狭い玄関の上がり框で、ゆうじに押されて壁に寄りかかり、軽い立ち膝の格好になり、その曲がった膝頭辺りにから脛にかけて彼の唇が這ってくる。

 「あん、あぁん…」
 彼のその舌先の感触に身震いし、感じてしまう。
 そしてその唇がヒールを脱いだばかりの爪先へと這ってくる。

 「あっ、イヤっ、そこは…」
 一日中ヒールを履いて蒸れた爪先である、汚いし、臭いはずである。

 しかし彼はそんなことはお構いなしに、脛から足首、そして甲から爪先へと、ゆっくりと舌先を這わし、ついにはストッキングの三日月型の爪先補強部分にしゃぶりついてきたのだ。

 「あんっ、イヤっ、ダメっ、き、汚いからっ」
 しかしそんな言葉の反面、そのしゃぶられ始めた爪先から快感の電流が走ってきた。
 そしてその快感に身悶えをしてしまう。

 「あんっ、んんっ、イヤぁ」

 「美冴のだ、汚くなんかないよ」

 ズキンッ、ズキ、ズキ、ズキ、ズキ

 その言葉に子宮の疼きが喜悦する。

 「そ、そんな、あぁぁ」

 彼は右手で私の左脚の爪先を支えてしゃぶりながら、左手で右脚の内側をゆっくりと爪先から膝、そして腿へと撫で上げていく。

 「あん、んんん…」
 
 しゃぶられる爪先の快感と、その撫で上げてくる指先の快感が堪らない、私は壁に寄りかかり、脚を強張らせ、身悶えながら喘いでしまっていた。
 そして彼の左手の指先が股間の付け根に辿り着く。
 
 「あぁぁぁぁ…」

 濡れてるのがバレちゃう…

 下着から垂れてしまうのではないかというくらいに濡れているのが恥ずかしかった。

 「すげえ…」

 ああ、いや、恥ずかしい…

 その、すげえ、は、濡れてることなのか、股間の熱さのことなのか、とにかく恥ずかしかったのだ。

 「あぁ、イヤん」

 ズキ、ズキ、ズキ、ズキ

 今度は反対の爪先をしゃぶってくる。

 あぁ、爪先が感じちゃうぅ…

 私はあまりの快感に寄りかかっていた壁からずり落ち、玄関フローリングに仰向けに横になってしまった。

 「んっ、んんっ」
 指先が股間の膨らみの中心を押してくる、そして唇を爪先から離し、今度は右脚をゆっくりと舌先で這い上がってきたのだ。

 こんなに、ここまで、脚が感じるのは初めてだわ、たまらない、どうにかなっちゃいそうだ…

 



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