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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 12 ゆうじ ⑧

 「んんっ、あん」
 それはかつて感じだことのないような快感であリ、舌と、ナイロン繊維のザラザラ感がたまらない。
 それは私にとっての、初めて感じるストッキングラブの快感であった。

 そして彼の舐める舌の動き毎に、身悶えし、淫靡な、淫らな喘ぎをあげてしまう。

 「あん、あん、あ、あぁぁ…」

 子宮が悲鳴を上げてきた。

 「あっ、イヤ、ダメっ、あっ」
 ついに舌先がクリトリスを捉えたのだ、そしてその待望の舌の刺激の感触に、瞬く間に絶頂の波が溢れ出てきた。

 「イッ、イクッ、イヤっ、イッちゃう」

 私は彼の肩を掴み、全身を震わせ、絶頂、いや、エクスタシーに達したのだ。

 ああっ、イクうぅぅ…

 「あうっ、んんっ、っくぅぅ…」

 しかし

「ああっ、あっ、イヤっ、ああんっ…」

 私のエクスタシーを確認したのにも関わらず、彼の舌の動きは止まらない。
 まるで絶頂のエクスタシーと共に、子宮から溢れる程に湧き出している愛液を啜るかのように彼はまだ舐め続けてきていたのだ。

 「あんっ、イヤ、イヤっ、ぁぁぁぁ…」

 更に激しい快感の波が次から次へと襲ってくる、その激しい快感に私の子宮は狂いそうであった。
 しかし、彼の舌、唇の動きが止まらない。

 「はぁ、はぁ、あぁ、ダメ、お願い…」

 …止めてとは言い切れなかった。

 「あうっんん…」

 私はビクビクとまるで痙攣のように全身を震わせ、再び2度目の絶頂を迎える。

 「ああっ……………」

 全身を強張らせ、背中をのけ反らせ、彼の肩を強く掴み、両脚で背中をグッと締め付け、愉悦の叫びを発し、意識が弾け翔んでいったのだ。

 「あ…………」





 シュボッ

 彼は甘いムスク系の線香型のお香を点した。
 すると翔んだ意識の奥底でその独特な甘いムスク系の香りを感じ、私の鼻孔を刺激して、目を醒ます。

 「……………ぁあ」

 「お、気づいたんだ…」
 彼は目尻に皺を寄せ、優しい笑顔でそう囁いてくる。

 私は一瞬、この現状の記憶が翔んでいたらしい。

 えっ、どこ、ここ、えっ、あれっ…

 「え……あっ…」

 そして甘い香りに包まれながら彼の顔を確認した途端に感じた激しい子宮の疼きに、現状を理解したのだ。

 ズキン、ズキン、ズキン、ズキン

 ああ、そうか…

 





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