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シャイニーストッキング
第14章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり
 217 タクシーチケット

「じゃあ、そろそろお開きにしましょうか」
 時刻も間もなく9時になる。
 楽しい、あっという間の時間を過ごせたのだ。

 そしてそれは、元々、誘ってくれた杉山くんのお陰であり、色々な意味で楽しく、愉しませてもらったのだ…


「じゃあ佐々木部長、ごちそう様でした」
「ごちそう様ですぅ、わたし頑張りますねぇ」
 と、鈴木くんと松山美咲ちゃんカップルはタクシーに乗り込み、そう挨拶をしてきた。

「あ、ほら、これタクシーチケットね」
 と、鈴木くんにチケットを渡すと
「きゃあ、やっぱりぃ、佐々木部長カッコいいぃ」
 と小さく叫びながら、走り去って行ったのだ。

「ふうぅ、ホント、賑やかで、明るくて、愉しい彼女だったわ…
 ね…」
 と、杉山くんに言う。

「あ、は、はい、そうっすね…」
 
 よほどわたしの攻撃が効いたのか、すっかり杉山くんは大人しくなってしまっていた。

「ほら、杉山くんもこれね」
 と、タクシーチケットを手渡す。

「あ、は、はい、あざっす…」
 ボソリと呟きながら受け取った。

 そしてその様子がまた、わたしにはかわいく感じてしまうのだ…

 普通ならば、あの酒宴でのほぼ後半、時間で言えば約二時間弱の間、わたしに脚を絡まれ、時折、指先も絡まされ、しかも会話の流れでツンツンと強弱を付けたり、指先を握ったり、緩めたりと、まるでカップルの仕草のようにされていたのだから…
 この最後にタクシーチケットを手渡されたタイミングで、わたしの手を、指先を、握ってきても、そして口説いてきてもおかしくはない、いや、逆に、それが自然な流れではないのか。



 だが…




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