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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9     美冴とゆかり
 2 お互いの…

 わたしと和哉は、色々な、そして様々な、お互いの想いと思い、昂ぶり等々の思惑が重なり合って、五年振りに一夜を共にし…

 改めてお互いの想い…

 思いを再確認と再認識をし…

 この今朝の現在時刻の午前11時の電話に至っていたのだ。


 なぜならば…

 わたしは昨夜から今朝にかけての和哉との五年振りの逢瀬により、彼を一人の大人の男として認めたのだから…

 いや、認めてしまった。

 昨夜からの流れの中で和哉は一人の男として…

 そして大人の男とし…

 ひと皮剥けたという存在感をしっかりとわたしに伝えてきたのだ…

 いや、伝わったのだ…

 それはわたしにとっての五年振りに再会をした、和哉の新たな魅力の再認識であり…
 再確認となった、いや、なってしまったのである。

 そしてそれは…

 また今後…

 この先も…

 何かのきっかけでこうして二人切りになってしまった時…

 わたしと和哉との、新たな2人の関係が始まってしまうかもしれない…
 という関係性の示唆ともいえ、そしてそうともわたし自身が感じてしまったのである、いや、感じているのだ。

『最後にヤらせちゃえばいいのよ…』

 一昨夜に電話でゆかりさんはそうわたしに云った…

 そしてわたしはそんなゆかりさんの言葉に感銘し、納得をし、昨夜からの流れと自分の心の想いや昂ぶりに素直に従って、和哉にヤらせてしまったのであったのだ。

 だが、だけど、ヤらせた事で更なる、新たな、和哉の魅力を再発見、再認識、再確認をしてしまった…

 そしてこれがわたし達二人の、新しいカタチの始まりとなるきっかけになるかもしれない…
 と、朝からそう思ってしまったのである。

 だが…

 そうは思った、想ってはいるのだが…

 冷静に考えると、それは現実的にはあり得ないことであり…

 ただ、昨夜からの今朝にかけての昂ぶりの余韻のせいだ、とも分かってはいるのであった。





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