この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

8 立派な高層マンション
『間もなく目的地周辺です…』
ナビゲーションがそう告げてきた。
「あっ、アレ、あのマンションじゃないんですか?」
路地を曲がったら、目の前に白い、大きな高層マンションがそびえ立っていた。
「うわ…アレだわ…」
ナビの画像もおそらく正面の高層マンションを指している。
「うわぁ、スゲー、30階?位あるのか…」
和哉は驚いた声で呟く。
「うん…○○スカイタワーハイツ2511号室ってゆかりさんが言ってたから、そうかも…」
さっきの電話で住所を訊いた時は、あまり考えなかったのだが…
スカイタワーハイツ…
2511号室…
その二つの単語だけでも十分に高層マンションであると予測される。
「凄いマンション……」
わたしと和哉はそのマンションのエントランス前横にクルマを停めて、そのマンションを見上げながらそう呟いた、いや、絶句した。
「うわぁ、高層マンションて初めて目の前で見たぁ…」
「うん…実はわたしも…」
「こんなマンションに住んでるなんて、いや、住めるなんてそのゆかりさんて美冴さんのお友達は凄い方なんですねぇ…」
と、和哉は感嘆の声を上げる。
「うん、凄いのよぉ…
まだ30歳の若さでさぁ、もうあの一流商事会社の部長さんなのよ…
それに今度新しいプロジェクトも立ち上げたんだけど、それの準備室長も兼任だしさぁ…」
「うわっ、スゲっ」
「そう、スゴいのよ、それに凄い美人さんだしね…
でも…それにしてもすごいわぁ…」
わたしも予想以上に立派で豪華なこのマンションに驚いていたのだ。
「あ、ほら美冴さん、そのゆかりさんに連絡しないと…」
すると和哉が気付いてくれた。
「あっ、そうだわ…」
と、わたしは慌てて電話を掛けようと携帯電話を手に取る。
あっ…
その発信ボタンを押す直前に、わたしは気付いた。
「あっ、いいわ和哉、ここで荷物を降ろそう」
そう、わたしは告げる。
「えっ……あ、はい…」
一瞬、和哉の返事に間が空いた…
だが、聡明な和哉には、そのわたしの想いの意図に気付いたようであった。
そう…
さすがに、こんな若い和哉を、15歳も歳下の和哉を、ゆかりさんには見られたくはない…のだ。
『間もなく目的地周辺です…』
ナビゲーションがそう告げてきた。
「あっ、アレ、あのマンションじゃないんですか?」
路地を曲がったら、目の前に白い、大きな高層マンションがそびえ立っていた。
「うわ…アレだわ…」
ナビの画像もおそらく正面の高層マンションを指している。
「うわぁ、スゲー、30階?位あるのか…」
和哉は驚いた声で呟く。
「うん…○○スカイタワーハイツ2511号室ってゆかりさんが言ってたから、そうかも…」
さっきの電話で住所を訊いた時は、あまり考えなかったのだが…
スカイタワーハイツ…
2511号室…
その二つの単語だけでも十分に高層マンションであると予測される。
「凄いマンション……」
わたしと和哉はそのマンションのエントランス前横にクルマを停めて、そのマンションを見上げながらそう呟いた、いや、絶句した。
「うわぁ、高層マンションて初めて目の前で見たぁ…」
「うん…実はわたしも…」
「こんなマンションに住んでるなんて、いや、住めるなんてそのゆかりさんて美冴さんのお友達は凄い方なんですねぇ…」
と、和哉は感嘆の声を上げる。
「うん、凄いのよぉ…
まだ30歳の若さでさぁ、もうあの一流商事会社の部長さんなのよ…
それに今度新しいプロジェクトも立ち上げたんだけど、それの準備室長も兼任だしさぁ…」
「うわっ、スゲっ」
「そう、スゴいのよ、それに凄い美人さんだしね…
でも…それにしてもすごいわぁ…」
わたしも予想以上に立派で豪華なこのマンションに驚いていたのだ。
「あ、ほら美冴さん、そのゆかりさんに連絡しないと…」
すると和哉が気付いてくれた。
「あっ、そうだわ…」
と、わたしは慌てて電話を掛けようと携帯電話を手に取る。
あっ…
その発信ボタンを押す直前に、わたしは気付いた。
「あっ、いいわ和哉、ここで荷物を降ろそう」
そう、わたしは告げる。
「えっ……あ、はい…」
一瞬、和哉の返事に間が空いた…
だが、聡明な和哉には、そのわたしの想いの意図に気付いたようであった。
そう…
さすがに、こんな若い和哉を、15歳も歳下の和哉を、ゆかりさんには見られたくはない…のだ。

