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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

9 成長ではなく進化…
そう…
さすがにわたしは、こんな若い和哉を、15歳も歳下の和哉を、ゆかりさんには見られたくはなかったのだ。
だから、荷物を降ろし、ここで和哉とはお別れをしてからゆかりさんに電話をする…
「は、はい…」
和哉はもう一度返事をしてきた。
その時、わたしは無意識に、ハンドルを握っている和哉の左手に右手で触れた、そして顔を向ける。
「あ…か、和哉…ご…」
「え、大丈夫ですよ…わかってますから…」
わたしは『和哉ごめん』と、言おうとしたのだが、彼は一瞬で理解をしてくれたのであろう…
そんなわたしの言葉を遮り、そしてそう言ってくれたのである。
「あ……う、うん…」
わたしはそう呟き、そして和哉の左手を握った。
わかってますから…
わたしはその和哉の言葉に感動を覚え、心が震えてしまう。
そして和哉の大人の男としての進化を、そう、成長ではなく進化なのだ…
を、改めて再認識し、再確認をした。
そしてますます、大好きだ…
と、想ったのである。
「じゃあ、後ろの荷物を降ろしますね」
和哉はそう言ってクルマを降り、トランクから発泡スチロールのクーラーボックスを二個降ろした。
「ありがとう…」
わたしはその和哉の様子をクルマを降りて、自分の荷物を降ろし、エントランス横で見つめていく。
「はい、ここでいいんですか?」
わたしは頷く。
「じゃあ、これで…
あ、レンタカーちゃんと返してきますから」
和哉はそう言いながらクルマに乗る。
「あ、うん、よろしくお願いします」
「じゃ、美冴さん……また…」
和哉はそう言ってきた。
「あ、うん…
あっ…
和哉、今日でお別れじゃないんだからね…」
思わずわたしはそう言ってしまう。
「……わかってますよ、大丈夫です」
すると和哉は、笑顔でそう言って頷いてきたのだ。
「うん、ち、近い内に、ファミレスに顔を出すね…」
逆にわたしはそんな和哉の笑顔に少し動揺をしてしまい、思わずそれを繕ろうとして、そう無意識に言った。
それは、その笑顔に、一瞬、和哉のわたしに対する大人の対応を感じてしまったから…
そう…
さすがにわたしは、こんな若い和哉を、15歳も歳下の和哉を、ゆかりさんには見られたくはなかったのだ。
だから、荷物を降ろし、ここで和哉とはお別れをしてからゆかりさんに電話をする…
「は、はい…」
和哉はもう一度返事をしてきた。
その時、わたしは無意識に、ハンドルを握っている和哉の左手に右手で触れた、そして顔を向ける。
「あ…か、和哉…ご…」
「え、大丈夫ですよ…わかってますから…」
わたしは『和哉ごめん』と、言おうとしたのだが、彼は一瞬で理解をしてくれたのであろう…
そんなわたしの言葉を遮り、そしてそう言ってくれたのである。
「あ……う、うん…」
わたしはそう呟き、そして和哉の左手を握った。
わかってますから…
わたしはその和哉の言葉に感動を覚え、心が震えてしまう。
そして和哉の大人の男としての進化を、そう、成長ではなく進化なのだ…
を、改めて再認識し、再確認をした。
そしてますます、大好きだ…
と、想ったのである。
「じゃあ、後ろの荷物を降ろしますね」
和哉はそう言ってクルマを降り、トランクから発泡スチロールのクーラーボックスを二個降ろした。
「ありがとう…」
わたしはその和哉の様子をクルマを降りて、自分の荷物を降ろし、エントランス横で見つめていく。
「はい、ここでいいんですか?」
わたしは頷く。
「じゃあ、これで…
あ、レンタカーちゃんと返してきますから」
和哉はそう言いながらクルマに乗る。
「あ、うん、よろしくお願いします」
「じゃ、美冴さん……また…」
和哉はそう言ってきた。
「あ、うん…
あっ…
和哉、今日でお別れじゃないんだからね…」
思わずわたしはそう言ってしまう。
「……わかってますよ、大丈夫です」
すると和哉は、笑顔でそう言って頷いてきたのだ。
「うん、ち、近い内に、ファミレスに顔を出すね…」
逆にわたしはそんな和哉の笑顔に少し動揺をしてしまい、思わずそれを繕ろうとして、そう無意識に言った。
それは、その笑顔に、一瞬、和哉のわたしに対する大人の対応を感じてしまったから…

