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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

16 贅沢な…
「うわぁ、なんて素敵なリビング…
それにこの贅沢な風景…」
と、やや呆然としながら美冴さんは言ってきた。
「え、素敵って…」
わたしは驚いた様に返すと…
「もお贅沢なんだからぁ…
ゆかりさんは毎日見ているから分からなくなっちゃってんですよぉ」
と、感嘆の声で言ってきたのだ。
「え?…」
「もお、ほらぁ、この窓の外のこの風景にぃ、そしてこの広いリビング…」
確かに、美冴さんにそう改めて言われれば25階の窓の外は、目の前に羽田空港が見渡せ、運河から東京湾が、天気がよければ向こう側の千葉県木更津の辺りが見られる、そして遠くにはお台場やレインボーブリッジ等も…
そう美冴さんが言っている間にも、羽田空港離発着のジャンボ機が飛んでいるのが見えていた。
確かにこのマンションに住み始めた新婚時代は、この風景、夜景に、昂ぶり、濡れた…
だが、それはいつの間にかに、いや、離婚がきっかけで感じなくなってしまった、と、いえたのかもしれない。
そしてまた、この24畳のリビングルームは二人掛けのローソファーとローテーブル、それに約30インチのテレビしか置いていないから余計に広々として見えるのであろう…
一人住まいには余計な飾りは要らないのだ。
「もう普段から見慣れちゃってるから、気にもならないんでしょうねぇ…」
と、今度はやや呆れ気味に呟いてなかた。
「うわっ、きゃあぁ」
すると美冴さんはまた叫ぶ。
え、今度は何だろうか…
「な、なんですかぁ、このアイランドキッチンはぁっ…
わたし実物初めて見ましたぁ…」
と、叫んでくる。
そしてそれはもう、悲鳴に近かった。
「え、あ、これ、アイランドキッチンって云うの?…」
「ええっ、何てことですかぁゆかりさん、名前を、名称を、し、知らないんですかぁ」
「う、うん、だって、初めから付いていたから…」
そうわたしが呟くと、美冴さんは…
「ま、キッチンは初めから付いているモノには違いないですけどぉ…
世の中の、女性のぉ、憧れのぉ、最新、最先端のぉキッチンですよぉ」
と、感動気味に、そしてハイテンションで言ってきたのである。
「うわぁ、なんて素敵なリビング…
それにこの贅沢な風景…」
と、やや呆然としながら美冴さんは言ってきた。
「え、素敵って…」
わたしは驚いた様に返すと…
「もお贅沢なんだからぁ…
ゆかりさんは毎日見ているから分からなくなっちゃってんですよぉ」
と、感嘆の声で言ってきたのだ。
「え?…」
「もお、ほらぁ、この窓の外のこの風景にぃ、そしてこの広いリビング…」
確かに、美冴さんにそう改めて言われれば25階の窓の外は、目の前に羽田空港が見渡せ、運河から東京湾が、天気がよければ向こう側の千葉県木更津の辺りが見られる、そして遠くにはお台場やレインボーブリッジ等も…
そう美冴さんが言っている間にも、羽田空港離発着のジャンボ機が飛んでいるのが見えていた。
確かにこのマンションに住み始めた新婚時代は、この風景、夜景に、昂ぶり、濡れた…
だが、それはいつの間にかに、いや、離婚がきっかけで感じなくなってしまった、と、いえたのかもしれない。
そしてまた、この24畳のリビングルームは二人掛けのローソファーとローテーブル、それに約30インチのテレビしか置いていないから余計に広々として見えるのであろう…
一人住まいには余計な飾りは要らないのだ。
「もう普段から見慣れちゃってるから、気にもならないんでしょうねぇ…」
と、今度はやや呆れ気味に呟いてなかた。
「うわっ、きゃあぁ」
すると美冴さんはまた叫ぶ。
え、今度は何だろうか…
「な、なんですかぁ、このアイランドキッチンはぁっ…
わたし実物初めて見ましたぁ…」
と、叫んでくる。
そしてそれはもう、悲鳴に近かった。
「え、あ、これ、アイランドキッチンって云うの?…」
「ええっ、何てことですかぁゆかりさん、名前を、名称を、し、知らないんですかぁ」
「う、うん、だって、初めから付いていたから…」
そうわたしが呟くと、美冴さんは…
「ま、キッチンは初めから付いているモノには違いないですけどぉ…
世の中の、女性のぉ、憧れのぉ、最新、最先端のぉキッチンですよぉ」
と、感動気味に、そしてハイテンションで言ってきたのである。

