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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

17 冷蔵庫の…
「うわぁ大きな冷蔵庫、しかもビルトインだしぃ…
うわぁオーブンレンジも大きいっ」
すると続けて美冴さんは興奮しながらキッチン周りをくまなくチェックをして、またそんな感嘆と興奮と感動の声を、いや、叫びを上げてきたのだ。
「それにみんな新品みたいにピカピカでぇ、ゆかりさんすごく綺麗に使ってるんですねぇ…
はぁいいなぁ、まるでショールームみたい…」
そう呟いてきた。
ピカピカ…
それは当然なのである。
わたしは、ほぼ、全く料理はしない、いや、出来ない…
だから、当然、殆ど使っていないから、まるで新品同様みたいに綺麗なのは当たり前なのであった。
だが、さすがにそれは言えない…
「でも慰謝料代わりに貰ったマンションだし…
一人じゃ広過ぎてさぁ…」
わたしはそんなことを誤魔化す意味でそう呟くと…
「そうですよねぇ、さすがに一人じゃ広いですよねぇ」
「そうなのよ、3LDKあるから…」
「じゃあ、わたし、一緒に住んじゃおっかなぁ」
美冴さんは笑いながら言ってきたのである。
「えっ…」
ドキッ、ドキドキ…
例え冗談であるにしろ、そんな美冴さんの言葉にドキッとしてしまう。
「よいしょ、あ、コレ冷蔵庫に仕舞いますね…
全部仕舞えるかなぁ?」
だが美冴さんはそんなわたしの動揺した様子には全く気付かずに、クーラーボックスを開けながらそう言って冷蔵庫を開けた。
「あ、あら?」
すると不思議そうな声を上げてきたのだ。
あ…まずい…
「あら、中が…」
そう、ウチの冷蔵庫の中はほぼ空っぽなのである。
わたしは料理はほぼしない…
だから冷蔵庫の中には缶ビールが数本、赤、白のワインが2本程、そしてマヨネーズやソース、醤油等の調味料、あとチーズが少しだけ…
その位しか入っていないのだ。
「あ、そ、そのぉ…」
なんとなくだが、恥ずかしい…
「あ、で、でもぉ、全部仕舞えそうですねぇ…」
と、美冴さんはこの冷蔵庫の中身を見た瞬間に、そんなわたしの様子を咄嗟に察知したのだろう…
と、すかさず繕う言葉を言ってくれたのである。
「あ…、いや、わたし…
殆どウチでは食べないし、料理もしないの…」
わたしは慌てて言い訳をする。
そして料理が出来ないんじゃなくて、料理しないと言ってしまった…
「うわぁ大きな冷蔵庫、しかもビルトインだしぃ…
うわぁオーブンレンジも大きいっ」
すると続けて美冴さんは興奮しながらキッチン周りをくまなくチェックをして、またそんな感嘆と興奮と感動の声を、いや、叫びを上げてきたのだ。
「それにみんな新品みたいにピカピカでぇ、ゆかりさんすごく綺麗に使ってるんですねぇ…
はぁいいなぁ、まるでショールームみたい…」
そう呟いてきた。
ピカピカ…
それは当然なのである。
わたしは、ほぼ、全く料理はしない、いや、出来ない…
だから、当然、殆ど使っていないから、まるで新品同様みたいに綺麗なのは当たり前なのであった。
だが、さすがにそれは言えない…
「でも慰謝料代わりに貰ったマンションだし…
一人じゃ広過ぎてさぁ…」
わたしはそんなことを誤魔化す意味でそう呟くと…
「そうですよねぇ、さすがに一人じゃ広いですよねぇ」
「そうなのよ、3LDKあるから…」
「じゃあ、わたし、一緒に住んじゃおっかなぁ」
美冴さんは笑いながら言ってきたのである。
「えっ…」
ドキッ、ドキドキ…
例え冗談であるにしろ、そんな美冴さんの言葉にドキッとしてしまう。
「よいしょ、あ、コレ冷蔵庫に仕舞いますね…
全部仕舞えるかなぁ?」
だが美冴さんはそんなわたしの動揺した様子には全く気付かずに、クーラーボックスを開けながらそう言って冷蔵庫を開けた。
「あ、あら?」
すると不思議そうな声を上げてきたのだ。
あ…まずい…
「あら、中が…」
そう、ウチの冷蔵庫の中はほぼ空っぽなのである。
わたしは料理はほぼしない…
だから冷蔵庫の中には缶ビールが数本、赤、白のワインが2本程、そしてマヨネーズやソース、醤油等の調味料、あとチーズが少しだけ…
その位しか入っていないのだ。
「あ、そ、そのぉ…」
なんとなくだが、恥ずかしい…
「あ、で、でもぉ、全部仕舞えそうですねぇ…」
と、美冴さんはこの冷蔵庫の中身を見た瞬間に、そんなわたしの様子を咄嗟に察知したのだろう…
と、すかさず繕う言葉を言ってくれたのである。
「あ…、いや、わたし…
殆どウチでは食べないし、料理もしないの…」
わたしは慌てて言い訳をする。
そして料理が出来ないんじゃなくて、料理しないと言ってしまった…

