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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

23 可愛いい…
「うわぁ、暑いわねぇ」
わたしとゆかりさんはマンションから出て思わず叫んでしまう。
8月12日午後4時半過ぎ…
夕方にも関わらず、さすがに真夏真っ盛りである、むせ返るような暑さであった。
「うーんとねぇ、確かスーパーはすぐそこのはず…」
着替えてきたゆかりさんは、路地の先の角を指差してそう言う。
着替えてきたゆかりさんは…
白いタンクトップにコットン生地の半袖の水色のダンガリーシャツを羽織り、ベージュの綿生地のハーフパンツ、そして茶系の革紐サンダルを履いてきた。
そして軽く眉毛を書き、薄いピンクの口紅を撫でただけの、ほぼノーメイクである。
さすが、元々の素顔が美人であるから、そんなほぼノーメイクでも綺麗であった…
いや、いつもわたしは会社でのスイッチの入った、バッチリメイクのゆかりさんしか見てはいないから、なんとなく幼く、若く、そして可愛く見えていたのだ。
「あら、可愛い…」
そしてわたしはひと目見て、思わずそう呟いたら…
「きゃぁ、嬉しいわ」
するとゆかりさんは、恥ずかしそうに、そして照れて、嬉しそうに言ってきた。
それがまたまた可愛いかったのだ…
その姿はとても今まで、周りのコールセンターのスタッフから陰で『鉄の女』と云われていた面影が、いや、同じ人物にはまるで見えなかったのである。
あ、まぁ、それを云うならばわたしもある意味同じか…
そう、わたしもつい二週間前までは
『黒い女』と呼ばれていたのであるから…
「ほらぁ、あったぁ…」
路地の角を曲がったら、その約200メートル正面に、やや大きめな、チェーン店のスーパーがあった。
あら、この距離のスーパーを、あんなに考えなくちゃ想い浮かばなかったなんて、全く料理を、いや、きっと料理には全く興味が無いのね…
と、わたしはそう思う。
だが、ゆかりさんがどうであれ、今夜のわたしには、そして今夜のわたしの予定には、全く問題も、影響も無いのである…
そしてわたしとゆかりさんは、書き出したメモを片手に買い物を進めていった。
「うわぁ、暑いわねぇ」
わたしとゆかりさんはマンションから出て思わず叫んでしまう。
8月12日午後4時半過ぎ…
夕方にも関わらず、さすがに真夏真っ盛りである、むせ返るような暑さであった。
「うーんとねぇ、確かスーパーはすぐそこのはず…」
着替えてきたゆかりさんは、路地の先の角を指差してそう言う。
着替えてきたゆかりさんは…
白いタンクトップにコットン生地の半袖の水色のダンガリーシャツを羽織り、ベージュの綿生地のハーフパンツ、そして茶系の革紐サンダルを履いてきた。
そして軽く眉毛を書き、薄いピンクの口紅を撫でただけの、ほぼノーメイクである。
さすが、元々の素顔が美人であるから、そんなほぼノーメイクでも綺麗であった…
いや、いつもわたしは会社でのスイッチの入った、バッチリメイクのゆかりさんしか見てはいないから、なんとなく幼く、若く、そして可愛く見えていたのだ。
「あら、可愛い…」
そしてわたしはひと目見て、思わずそう呟いたら…
「きゃぁ、嬉しいわ」
するとゆかりさんは、恥ずかしそうに、そして照れて、嬉しそうに言ってきた。
それがまたまた可愛いかったのだ…
その姿はとても今まで、周りのコールセンターのスタッフから陰で『鉄の女』と云われていた面影が、いや、同じ人物にはまるで見えなかったのである。
あ、まぁ、それを云うならばわたしもある意味同じか…
そう、わたしもつい二週間前までは
『黒い女』と呼ばれていたのであるから…
「ほらぁ、あったぁ…」
路地の角を曲がったら、その約200メートル正面に、やや大きめな、チェーン店のスーパーがあった。
あら、この距離のスーパーを、あんなに考えなくちゃ想い浮かばなかったなんて、全く料理を、いや、きっと料理には全く興味が無いのね…
と、わたしはそう思う。
だが、ゆかりさんがどうであれ、今夜のわたしには、そして今夜のわたしの予定には、全く問題も、影響も無いのである…
そしてわたしとゆかりさんは、書き出したメモを片手に買い物を進めていった。

