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シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

27 料理オンチ…
「うわぁ、暑いわねぇ」
わたしと美冴さんさんはマンションから出て思わずそう叫んでしまう。
8月12日午後4時半過ぎ…
夕方にも関わらず、さすがに真夏真っ盛りである、むせ返るような暑さであった。
「うーんとねぇ、確かスーパーはすぐそこのはず…」
着替えたわたしは、路地の先の角を指差してそう言う。
「ほらぁ、あったぁ…」
そしてわたし達は、美冴さんの書き出したメモを片手に買い物を進めていったのだ。
「ふうぅ、意外に沢山になっちゃったわねぇ」
その買い物は、二人で両手にスーパーの袋を持つ程の量であった。
もちろんウチの冷蔵庫の中身はぼぼ空っぽであったし、それにお酒や飲み物も買ったから自然と量は増えてしまったのである…
「よいしょっ」
なんとかマンションの部屋にたどり着き、急ぎ買い出してきた食材、お酒類を冷蔵庫にしまっていく。
「うわぁ、すっかり汗掻いちゃったわねぇ…
シャワー浴びるでしょう?」
わたしは美冴さんにそう訊いた。
「あ、はい、出来れはシャワー借りたいです」
すると、そう返事をしてくる。
「あ、でもやっぱり、ある程度お料理してからのがいいかなぁ」
だが、直ぐに美冴さんはそう言い換えてきたのだ。
「え、そうなの…」
料理オンチのわたしにはその意味がさっぱり解らなくて、思わずそう訊き返してしまう。
「はい、なんかお料理の匂いが付いてしまうし…」
「そうなんだぁ…」
ヤバ…
わたしは思わずそんな呟きをしてしまい、料理オンチがバレバレになってしまった…
いや、自らバラしたようなモノか…
でも、美冴さんの目を見ると…
そんなわたしの理由はとうに見抜いている、いや、とっくに分かっていた…
みたいな目をしている。
ま、美冴さんには隠す意味もないし…
どっちみち隠していても、直ぐにバレてしまったろうし…
と、わたしはある意味開き直ったのだ。
ま、いいや…
「はい…
カニはボイル済みのを買ってきましたし、中トロとイクラはそのまま食べられるし、後はシーフードパスタのソースを作るだけですから、ゆかりさんお先にシャワーどうぞです」
美冴さんはそんなわたしの料理オンチなんて介さない風に、そう続けて言ってきた…
「うわぁ、暑いわねぇ」
わたしと美冴さんさんはマンションから出て思わずそう叫んでしまう。
8月12日午後4時半過ぎ…
夕方にも関わらず、さすがに真夏真っ盛りである、むせ返るような暑さであった。
「うーんとねぇ、確かスーパーはすぐそこのはず…」
着替えたわたしは、路地の先の角を指差してそう言う。
「ほらぁ、あったぁ…」
そしてわたし達は、美冴さんの書き出したメモを片手に買い物を進めていったのだ。
「ふうぅ、意外に沢山になっちゃったわねぇ」
その買い物は、二人で両手にスーパーの袋を持つ程の量であった。
もちろんウチの冷蔵庫の中身はぼぼ空っぽであったし、それにお酒や飲み物も買ったから自然と量は増えてしまったのである…
「よいしょっ」
なんとかマンションの部屋にたどり着き、急ぎ買い出してきた食材、お酒類を冷蔵庫にしまっていく。
「うわぁ、すっかり汗掻いちゃったわねぇ…
シャワー浴びるでしょう?」
わたしは美冴さんにそう訊いた。
「あ、はい、出来れはシャワー借りたいです」
すると、そう返事をしてくる。
「あ、でもやっぱり、ある程度お料理してからのがいいかなぁ」
だが、直ぐに美冴さんはそう言い換えてきたのだ。
「え、そうなの…」
料理オンチのわたしにはその意味がさっぱり解らなくて、思わずそう訊き返してしまう。
「はい、なんかお料理の匂いが付いてしまうし…」
「そうなんだぁ…」
ヤバ…
わたしは思わずそんな呟きをしてしまい、料理オンチがバレバレになってしまった…
いや、自らバラしたようなモノか…
でも、美冴さんの目を見ると…
そんなわたしの理由はとうに見抜いている、いや、とっくに分かっていた…
みたいな目をしている。
ま、美冴さんには隠す意味もないし…
どっちみち隠していても、直ぐにバレてしまったろうし…
と、わたしはある意味開き直ったのだ。
ま、いいや…
「はい…
カニはボイル済みのを買ってきましたし、中トロとイクラはそのまま食べられるし、後はシーフードパスタのソースを作るだけですから、ゆかりさんお先にシャワーどうぞです」
美冴さんはそんなわたしの料理オンチなんて介さない風に、そう続けて言ってきた…

