この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第15章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり

37 背徳感
「彼ってぇ?…、本部長?…」
「う、うん………」
ドキッ、ドキドキ…
わたしはその可愛らしい笑顔にドキドキとしてしまう…
そしてゆかりさんは、やや、高揚気味な顔をして、恥ずかしそうな顔になりながら、そう呟いてきたのだ。
「あのね………
最近、なんかね……
カドが取れて、丸くなった…
か、可愛らしくなったなって……」
本当に真っ赤な顔になって、ゆかりさんは言ってきた。
「はぁ………もう…
はい、はい…ごちそうさまですぅ」
わたしはそうオチャラケ気味に応える。
「あ、いや、うん……」
そしてゆかりさんは照れて、恥ずかしそうに耳まで真っ赤になって下を向く。
そんなゆかりさんの様子を見て
うわぁ、本当に変わった、可愛くなった…
と、心から思う。
まるであの『鉄の女』の異名の面影などどこにもない、いや、どこかに弾け飛んでしまったみたいだ…
「もうさぁ、その言葉を聞いちゃうとさぁ、大原本部長もさぁ…
ゆかりさんのことを本当に可愛くて仕方ないんでしょうねぇ…」
わたしは思わずそう言ったのだが…
少しだけ、ズキン、と胸が痛んだ。
いわゆる、背徳感である…
いくらあの時は偶然の成り行きとはいえ、いや、あれは今になって考えれば考える程、亡きゆうじの不思議な導きだったのかもしれない…
と、本音はそう思っているのであるが、わたしがしてしまった、大原本部長とヤッてしまった事実には間違いはない。
だけど…
今のわたしは、その大原本部長との件に関しては、やむを得なかった、と、そしてそのお陰で覚醒できたのだから…
と、開き直っていたのではあったのだ。
「うん…
でもね、でもねぇ…
本当に忙しいのとね、あとね……」
するとゆかりさんは、堰を切ったかの様に、大原本部長とのこの約一週間程度の成り行きの話しを、わたしにしてきたのである。
「彼ってぇ?…、本部長?…」
「う、うん………」
ドキッ、ドキドキ…
わたしはその可愛らしい笑顔にドキドキとしてしまう…
そしてゆかりさんは、やや、高揚気味な顔をして、恥ずかしそうな顔になりながら、そう呟いてきたのだ。
「あのね………
最近、なんかね……
カドが取れて、丸くなった…
か、可愛らしくなったなって……」
本当に真っ赤な顔になって、ゆかりさんは言ってきた。
「はぁ………もう…
はい、はい…ごちそうさまですぅ」
わたしはそうオチャラケ気味に応える。
「あ、いや、うん……」
そしてゆかりさんは照れて、恥ずかしそうに耳まで真っ赤になって下を向く。
そんなゆかりさんの様子を見て
うわぁ、本当に変わった、可愛くなった…
と、心から思う。
まるであの『鉄の女』の異名の面影などどこにもない、いや、どこかに弾け飛んでしまったみたいだ…
「もうさぁ、その言葉を聞いちゃうとさぁ、大原本部長もさぁ…
ゆかりさんのことを本当に可愛くて仕方ないんでしょうねぇ…」
わたしは思わずそう言ったのだが…
少しだけ、ズキン、と胸が痛んだ。
いわゆる、背徳感である…
いくらあの時は偶然の成り行きとはいえ、いや、あれは今になって考えれば考える程、亡きゆうじの不思議な導きだったのかもしれない…
と、本音はそう思っているのであるが、わたしがしてしまった、大原本部長とヤッてしまった事実には間違いはない。
だけど…
今のわたしは、その大原本部長との件に関しては、やむを得なかった、と、そしてそのお陰で覚醒できたのだから…
と、開き直っていたのではあったのだ。
「うん…
でもね、でもねぇ…
本当に忙しいのとね、あとね……」
するとゆかりさんは、堰を切ったかの様に、大原本部長とのこの約一週間程度の成り行きの話しを、わたしにしてきたのである。

