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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 29 二人の刻 ⑥

 子宮から全身に痺れるような絶頂感が広がってきていた。
 
 「あっ……イクッ、イッちゃうぅぅぅ…」
 全身を震わせ、両手で彼にしがみつき、両脚で腰を締めつけるように絡め、私は絶頂の叫びを上げていく。

 「あっあぁぁ、んんっ……」

 さっき私がフェラでイカせてあげたからまだまだ終わらなそうであった。

 「はっ、はっ、はっ、はっ…」

 「ああっ、ゆうじっ、ダメっ、あぁんっ」

 私がイッてもゆうじの腰の動きは止まる気配がない。

 「あ、あ、あ、あ、あぁぁ」

 「はっ、はっ、は、ふっ、ふっ、ふ」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ

 1度目の絶頂感の余韻が続くなか、更に2度目の昂ぶりを感じてきていた。

 あ、あぁ、やばい、おかしくなりそうだ、融け落ちてしまいそうだ…

 子宮が、膣が、アソコが、ジンジンと痛い位に疼き、快感の海に溺れそうになっていた。
 私は快感に激しく震え、身悶えし、喘ぎ、叫ぶ。

 「あっ………ね……ゆ……んん…」
 
 「はっ、ふっ、はっ、み、みさえっ」

 ギシッ、ギッ、ギッ、ギッ、ギッ

 「…………あっ、あ、あ…」
 私は余りにも強い快感に意識がとぎれかけていた。
 
 「み、イクぞっ、イクッ、ううっ」
 彼は最後にピッチを上げ、私の中で果てていく。

 ああぁぁ………………ゆ、うじぃ………

 初めての強い快感、絶頂感に、私は意識を無くしてしまう。

 こんなに気持ちいいのか…

 意識の消える前にそう思ったのだ。

 愛する、愛されるとはこういうことなのか、こんなにセックスは気持ちいいのか…

 



 「は………」
 ふと目が醒めた。
 時計は午前3時を過ぎていた。

 あのまま意識を無くしちゃったのか…

 隣にはゆうじが寝ている、お互いに裸のままであった。
 ゆっくりとトイレに起きて下半身を確かめるとストッキングは脱いである、彼が脱がせてくれたようだ。
 そして部屋にはあのムスク系の甘い香りが漂っていた。

 「あ…ごめん、起こしちゃた…」  
 彼が目を開け私を見てくる。
 ドキッとした、また碧い目をしていたのだ。

 「いや、大丈夫」
 そう言いながら私を抱き寄せてくる。

 「美冴、マジ愛してる、離さないから」

 「うん…」

 心が震えていた、泣きそうであった…
 

 

 
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