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シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
 35 二人の刻 ⑫

 「ミッコの脚は美しく完璧だけど…」
 私の脚をゆっくりと愛でるように撫でながら
 「硬いんだ…」

 硬いって…

 「ミッコの脚はさぁ…」
 そして究極の脚フェチとしての理想的な脚の講義が始まった。

 …モデルとしてより美しく見えるようにジムでトレーニングして作った脚なんだよ、だから脂肪コントロールして、腿の美しく見えるカタチ、ふくらはぎの美しく見えるカタチと、どこから見ても美しく見えるように計算して筋トレして造った脚なんだ、だから、脂肪が殆どない筋肉のガチガチの硬い脚なんだよ…
 そうゆうじが言う。

 「みっさの脚はさぁ…」

 …高校時代まで中距離の800m選手としてトレーニングしてきたんだろ。
 短距離は瞬発力のゴムの様な硬い筋肉の脚、長距離は持久力が必要な為になるべくムダな肉を落として軽くて細くて強い筋肉の脚
ができちゃうわけさ、だけど中距離の800mって瞬発力も持久力も必要だがら、ちょうどバランスよい脚のカタチになるんだよ。
 だけど現役を終えたら今度はその筋肉に程よく脂肪が付く、ま、個人差はあるけどさ、そして今、軽くジョギングかエアロビか何かの運動してるだろ?
 だからみっさの脚は硬過ぎず、柔らか過ぎず、の俺にとっての理想的な脚なんだよ…

  …と、熱い熱弁をしたのだ。

 「ただ、運動してない脚はダメ、例えカタチがよくても触ると俺にとってはブヨブヨなんだよなぁ…」
 そう言いながら、さっきプレゼントで貰った足首のアンクレットを触りながら、足首を撫でてくる。

 「ふうん、脚フェチって博学なんだね」
 半分からかいも込めて言った。

 「やば、なんか話し過ぎちゃったなぁ…、なんかさ、みっさといるとなぜか話しちゃうんだよなぁ…」
 そう照れ笑いをしながら私のふくらはぎ辺りに軽く唇を触れてくる。

 あ……

 その唇の微妙な感触に私はビクッとしてしまう。
 確かに今夜の彼はいつもよりもよく話してくれる、きっと色々落ち着いて少し気持ちも軽くなったのだろう。

 それともこっちが本来のゆうじなのかな…      
 
 「なんか腹減った」
 時刻は午前5時半になっていた。

 「ごめん、私動揺してたからクリスマスケーキ忘れちゃって…」

 「いや、この時間でケーキはいいかな」
 彼は笑う。

 この笑顔が大好きだ…

 

 
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