この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第4章 黒いストッキングの女3 ゆうじ
49 幸せな時間 ⑫
2年目を迎える4月であった。
それまでの私と彼の間には何の波風も起きなく順風満帆に互いの愛情を確かめ合いながら、私は彼のサーフィンライフ中心の生活に合わせて充実した毎日を送っていたのだ。
そしてたまに休みが合えば一緒に各地の海に遠征したりしていた。
そして各地の波も凪状態となり、彼の遠征も一旦休止状態になったある日のことであった。
突然彼が職場である旅行代理店に電話をしてきて
「あのさ、みっさは英語ペラペラだよなぁ」
いきなりそう訊いてきたのだ。
「えっ、まあ、一応なんとかなるかな…」
私は一応英語検定準1級を持っていたし、学生時代に短期間ではあったが2度の留学の経験があった。
「ちょっと新しい仕事の話しが来てさぁ…」
実は彼は2月頃に撮影を兼ねてアメリカ、カリフォルニアにサーフトリップをしてきていたのだが、その時に現地で知り合ったサーファーの中に新進気鋭の新しいサーフブランドの社長がいたのだそうだ。
そしてその社長が日本進出するからビジネスパートナーにならないか、と、仲の良いサーフィンカメラマンを通して連絡してきたそうなのである。
彼も何十回と数限りなくサーフトリップで海外に行ってはいたから英会話には不自由はしないのだが、ビジネス絡みになってくると解釈の違いとかに不安があるから助けて欲しいと言ってきたのだ。
それにしても新進気鋭のサーフブランドの日本進出のビジネスパートナーとは、もの凄く大きな話しではないのか…
私はまずその事に驚いていた。
そして彼に詳しく訊いていく。
全国各地に大型スポーツ店をチェーン展開している某大手商社がこの話しの全ての背後にいるそうだ、そしてそのサーフブランド日本進出の担当部署の責任者もまた、ゆうじとはサーフィンで繫がっているのだそうだ。
そしてその商社側の責任者とサーフブランドの社長との真ん中に存在しているのがゆうじということなのである。
その大型スポーツチェーン店はいよいよこの夏からサーフィン部門に進出を決定し、その足がかりとしてこのブランドをリサーチしていたらゆうじの名前が出てきたらしい。
そして某大手商社の担当責任者もゆうじなら是非頼みたいと話しがまとまったらしいのである。
それはサーフィンが取り持つ夢のようなビジネス話しであった…
2年目を迎える4月であった。
それまでの私と彼の間には何の波風も起きなく順風満帆に互いの愛情を確かめ合いながら、私は彼のサーフィンライフ中心の生活に合わせて充実した毎日を送っていたのだ。
そしてたまに休みが合えば一緒に各地の海に遠征したりしていた。
そして各地の波も凪状態となり、彼の遠征も一旦休止状態になったある日のことであった。
突然彼が職場である旅行代理店に電話をしてきて
「あのさ、みっさは英語ペラペラだよなぁ」
いきなりそう訊いてきたのだ。
「えっ、まあ、一応なんとかなるかな…」
私は一応英語検定準1級を持っていたし、学生時代に短期間ではあったが2度の留学の経験があった。
「ちょっと新しい仕事の話しが来てさぁ…」
実は彼は2月頃に撮影を兼ねてアメリカ、カリフォルニアにサーフトリップをしてきていたのだが、その時に現地で知り合ったサーファーの中に新進気鋭の新しいサーフブランドの社長がいたのだそうだ。
そしてその社長が日本進出するからビジネスパートナーにならないか、と、仲の良いサーフィンカメラマンを通して連絡してきたそうなのである。
彼も何十回と数限りなくサーフトリップで海外に行ってはいたから英会話には不自由はしないのだが、ビジネス絡みになってくると解釈の違いとかに不安があるから助けて欲しいと言ってきたのだ。
それにしても新進気鋭のサーフブランドの日本進出のビジネスパートナーとは、もの凄く大きな話しではないのか…
私はまずその事に驚いていた。
そして彼に詳しく訊いていく。
全国各地に大型スポーツ店をチェーン展開している某大手商社がこの話しの全ての背後にいるそうだ、そしてそのサーフブランド日本進出の担当部署の責任者もまた、ゆうじとはサーフィンで繫がっているのだそうだ。
そしてその商社側の責任者とサーフブランドの社長との真ん中に存在しているのがゆうじということなのである。
その大型スポーツチェーン店はいよいよこの夏からサーフィン部門に進出を決定し、その足がかりとしてこのブランドをリサーチしていたらゆうじの名前が出てきたらしい。
そして某大手商社の担当責任者もゆうじなら是非頼みたいと話しがまとまったらしいのである。
それはサーフィンが取り持つ夢のようなビジネス話しであった…