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シャイニーストッキング
第16章 絡まるストッキング10     連休最後の2日間…
 65 ゆかりと大原本部長(27)

「ゆかり、もうすごく濡れてるぞ」

「は、や、ん、やぁ…」
 ゆかりはその私の言葉に恥ずかしそうに喘いでくる。

「そうだよなぁ、今夜はヤル気満々だもんなぁ」
 そして続けて囁く。


「あぁ、そ、そんな…」
 また、そんな恥ずかしそうな顔が堪らなくかわいい…
 実際はその通りだと思われる。

 ヤル気満々…
 それは本当だろう、だってゆかりには三週間もお預けさせてしまったのだから。

「たっぷり舐めてやるよ…
 だから、簡単にイクなよ…」
 だから、思わずそう囁いてしまったのだ。

「ぇ、ぁ、そんなぁ…」
 そしてそれは心から思っていた。


「なんかさぁ、ゆかりがかわいくて堪らないんだよ…
 だから…
 弄りたくなっちゃう…」
 舐めながら、そう囁く。

 かわいくて…
 本当に最近のゆかりはかわいくなったのだ。

 そしてそれは笠原響子主任に…
『大原くんの愛情のおかげなんじゃないの…』
 と云われた。

 そう、それまでは仕事上、そしてゆかりの課長という立場上からも仕方ないのではあろうが…
 周りから秘かに『鉄の女』と云われていたのは知っている。

 そして、プライベートでも常に心を張り詰めさせていた様にも感じていたのだが…

 そう、あの頃からだ…

 当時『黒い女』と呼ばれていた蒼井美冴に関わり、わたしの彼女への視線に、ストッキングフェチのいやらしい視線に対して嫉妬心を高め始めてきた頃から…

 急にゆかりは変わった、いや、丸く、カドが取れ、更に魅力的な女性に…
 そして笑う様になってきたのである。

 それがきっと…

『一緒に住むか?』
 という、無意識な言葉に通じたのかもしれない。

 だが…

 内心、わたしはそんな言葉を無意識とはいえ呟いてしまった自分に対して…
 少し自虐的な想いも感じていたのだ。


 それは…



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