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シャイニーストッキング
第17章 もつれるストッキング1     松下律子
 17 紹介

 でも…

 美冴さんとの朝イチの挨拶が、こんなどさくさに紛れての流れで却ってわたしにはよかったのだ…
 本当は、通勤のタクシーの中で、この美冴さんとの朝イチの対面に…

 どんな顔をしたらいいの?…
 と、ドキドキとしていたから。

「凄いですねぇ、おはようございます佐々木室長…
 その常務さんて、例のえつの憧れの大原本部長さんですよねぇ?」
 と、新顔の伊藤敦子さんが挨拶をしてきた。

「ああっ、やだぁ、あっちん、ダメ、秘密なんだからぁ」
 全く秘密ではない声で越前屋さんが制してくる。

 そんな朝イチから騒がしい
『新規プロジェクト準備室』となっていたのだが…
 その常務就任のニュースは、速攻で、コールセンター部にも流れてもいたのだ。

 そして…

「あの…あの美人さんは?」
 と、美冴さんが伊藤敦子さんに気付いてわたしに訊いてきた。

 美冴さんが言ってくるように、本当に伊藤さんは美人なのである…

 耳元後ろ位から刈り上げてあるベリーショートの髪型が、小さな顔を更に小さく見せてきて、そしてそれがスレンダーの体型と相まってモデル並に八頭身に魅せ…
 しかも今日はこの
『新規プロジェクト』の初出勤だからだと思うのだが、ピタっとややボディコン気味のカチっとしたスーツを着て来ており、そのモデル並みの素晴らしい八頭身体型が魅き立っていたのである。

「あっ、そうだ、みんなに紹介しなくっちゃ、伊藤さんここへ…」
 と、招き…

「皆さん、越前屋さんと同期で○△生命から異動になりました、総合職とゆくゆくの設置される広報宣伝部に配属予定の…」

「伊藤敦子です、よろしくお願いします」
 と、90度近くに腰を曲げての丁寧な挨拶をしてきた。

「皆さんよろしくね…
 あとは各部署の責任者の方々が色々対応してくださいね…」

「あ、わたし総合職なんですか?」

「あ、うん、とりあえずお願いしますね」
 実は伊藤敦子さんの総合職は、昨夜、彼、大原常務と相談済みで決定したのである。

『あぁ、とりあえずゆかりのやり易い様にして構わないから…』
 との、彼の勧めもあり、そしてやはり越前屋さんとのコンビによる相乗効果を期待してでもあったのだ…

「あ、健太ちょっと…」
 そして各部署毎にミーティングをさせながら、わたしは健太を呼んだ。



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