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シャイニーストッキング
第18章 もつれるストッキング2 佐々木ゆかり

34 秘書の秘密(6)
「うん、鈴木くん、スゴイ情報ありがとうね」
ブー、ブー、ブー…
すると携帯電話が着信した。
「あ…」
その着信は伊藤敦子さんからである。
そしてその瞬間に、彼女の美しい顔と今日からルームシェアをするという事を思い浮かべた。
そう、わたしは彼、大原常務専属秘書のあまりにもすごいウラ情報を訊いた驚きで、すっかりと今日からのルームシェアの事を忘れてしまっていたのである…
「もしもし伊藤さん、ごめんね…
帰り支度できたならば部長室まで来てくれるかしら」
と、わたしはできるだけ平然を装って、そう話す。
そして向かいに座っている鈴木くんの顔を見て…
「あ、鈴木くんありがとうね…
とりあえずそのウラ話し訊けてよかったわ…
これからも大原常務とはさ、密に色々と業務内容やら、指示やら受けるから、一応秘書さんの事も知りたかったからさぁ…」
と、至極、最もなウソをついた。
「あぁ、はい、そうですよね…
オレらには大原統括本部長ですしね、そしてゆかり部長にとっては常務であり、本部長ですからね」
と、鈴木くんはそんなわたしのウソに納得した感じで話してきて、そして…
「一応、またなにか情報掴んだら直ぐに報告しますよ」
そうまで言ってくれたのだ。
「うん、そうね、お願いしますね…
色々ありがとう…
じゃ、また明日もよろしく」
「はい、失礼します」
鈴木くんはそう一礼をし、部長室から出て行った。
「ふうぅ…」
わたしはその部長室のドアが閉まった瞬間、無意識にそんな吐息を漏らしてしまう。
だって…
例の秘書さんのウラ情報があまりにも想像を絶する内容だったから。
いちおうわたし的には、もしかしたら山崎専務のスパイ的な存在なのではないか?とは、弱冠想像はしていたのだが…
まさかそんな履歴と経歴の女性を引っ張ってきていたとは…
いや、もしかしたら本当に山崎専務にとっての秘密の存在であるのかも?
そして秘書を゙カモフラージュとして利用する?
なんか、どれもかれもがあり得過ぎてよく分からない。
ただハッキリと分かっている事は…
ものすごい美人であり…
ものすごく優秀であり…
シャネルの香りがして…
そして…
わたしにとっては油断ならない存在であるという事であった…
「うん、鈴木くん、スゴイ情報ありがとうね」
ブー、ブー、ブー…
すると携帯電話が着信した。
「あ…」
その着信は伊藤敦子さんからである。
そしてその瞬間に、彼女の美しい顔と今日からルームシェアをするという事を思い浮かべた。
そう、わたしは彼、大原常務専属秘書のあまりにもすごいウラ情報を訊いた驚きで、すっかりと今日からのルームシェアの事を忘れてしまっていたのである…
「もしもし伊藤さん、ごめんね…
帰り支度できたならば部長室まで来てくれるかしら」
と、わたしはできるだけ平然を装って、そう話す。
そして向かいに座っている鈴木くんの顔を見て…
「あ、鈴木くんありがとうね…
とりあえずそのウラ話し訊けてよかったわ…
これからも大原常務とはさ、密に色々と業務内容やら、指示やら受けるから、一応秘書さんの事も知りたかったからさぁ…」
と、至極、最もなウソをついた。
「あぁ、はい、そうですよね…
オレらには大原統括本部長ですしね、そしてゆかり部長にとっては常務であり、本部長ですからね」
と、鈴木くんはそんなわたしのウソに納得した感じで話してきて、そして…
「一応、またなにか情報掴んだら直ぐに報告しますよ」
そうまで言ってくれたのだ。
「うん、そうね、お願いしますね…
色々ありがとう…
じゃ、また明日もよろしく」
「はい、失礼します」
鈴木くんはそう一礼をし、部長室から出て行った。
「ふうぅ…」
わたしはその部長室のドアが閉まった瞬間、無意識にそんな吐息を漏らしてしまう。
だって…
例の秘書さんのウラ情報があまりにも想像を絶する内容だったから。
いちおうわたし的には、もしかしたら山崎専務のスパイ的な存在なのではないか?とは、弱冠想像はしていたのだが…
まさかそんな履歴と経歴の女性を引っ張ってきていたとは…
いや、もしかしたら本当に山崎専務にとっての秘密の存在であるのかも?
そして秘書を゙カモフラージュとして利用する?
なんか、どれもかれもがあり得過ぎてよく分からない。
ただハッキリと分かっている事は…
ものすごい美人であり…
ものすごく優秀であり…
シャネルの香りがして…
そして…
わたしにとっては油断ならない存在であるという事であった…

