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シャイニーストッキング
第5章 黒いストッキングの女4     部長大原浩一
 13 銀座の女

 猛暑の中のゴルフであった。
 しかも私はメンバーの中では一番若く、そしていくら吸収合併で執行役員となってもこの面々には馴染めないのだが、これからの顔繋ぎ的の意味合いを兼ねていたのだ。
 それにどんなに私の後ろ盾として本社の山崎専務の存在があろうとも、そして立場的には上になったとしても、元々体育会系の性格上、自分より年上の方々を相手にはとても居丈高になる気にはなれない私にとっては、接待する側のゴルフと同じような感覚であったのだ。
 精神的にかなり疲れるゴルフであった。

 また、午前中は元々の予定の変更をゆかりに秘書代わりに調整してもらい、何度かラウンド中に電話をしたりだったからとてもゴルフに集中できず、午後のラウンドはこの暑さのせいと、昨夜のゆかりとの激しい逢瀬の影響での疲れが露わに出てしまい、精神的にも肉体的にもバテバテのグダグダなゴルフになってしまったのだ。
 ただ唯一の救いは保険会社側の役員達とちゃんと顔繋ぎが出来た事であった。
 そしてその流れの二次会でメンバー達と夜の銀座に繰り出したのだ。

 ここ最近の山崎専務のお気に入りのクラブは『Hera へーラー』という、銀座では比較的新しいといえる中堅的なクラブである。
 このクラブの名称はギリシア神話の中の嫉妬の女神の一人といわれるへーラーから引用したのだとママが言っていた。

 「私が嫉妬深いから…」

 恐らく30代後半であろう、すごい色香の漂うママの戯れ言である。
 山崎専務はこんなママが気に入り、最近せっせとこのクラブに通っていたのだ、だから当然、連れられている私も通っているというカタチになっていた。

 「大原さん、大分お疲れのようですね」
 「うん、ま、少しね、今日は暑かったし」
 そう声を掛けてきたのはこのクラブのナンバー3か4くらいの位置の律子という20代後半のホステスである。
 私はなぜかこの律子というホステスに気に入られたらしく、このクラブに来るといつも彼女が隣に座るのだ。
 ヒールを履いているとはいえ身長175㎝の私と殆ど変わらず、8頭身のモデル並みの美しい彼女に気に入られているのはそうそう悪い気はしない、そしてなにより私の心をくすぐってくるのは彼女のスラッと伸びる美しい脚であった。

 その美しい脚と艶やかなストッキングの魅惑の光沢に私は魅了されていた…





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