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シャイニーストッキング
第19章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一
 147 甘く淫らな昂ぶり(6)

「はぁぁ、ふぅぅ、律子ぉ」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁぁん、やぁん、んん…」

 ズキズキがズキンズキンと子宮が快感に疼き、震えてくる…

「あぁん、こ、浩一さぁん…
 はぁぁん、んん、あ、アナタぁぁ…」
 わたしはそんなフェチな愛撫に淫らな喘ぎを漏らしながら身悶えをしてしまう。

「う、ふぅぅ…」
 そして浩一さんはスッとその左脚の爪先から唇を離し、今度は舌先を延ばして… 
 爪先から甲、そしてスネへとその舌先を這わせながらゆっくり上へと這い登ってくる。

「はぁぁん、んん」
 その快感にビクンと左脚を震わせてしまうのだが、両手でその左脚を押さえられているから動かない。

「ふぅぅ、いい香りだぁ、堪らないよぉ…」
 そして彼はゆっくりと舐めながらそう囁いてくる。

 いい香り…
 それはわたしのシャネルの甘い香り。

 わたしはいつもストッキングを穿くと、最後に軽くそのシャネルを一吹きかけるのだ…
 そしてそれがわたしの脚、いや、ストッキング脚全体に甘い香りを漂わせる。

 それも全てはストッキングフェチである彼、浩一さんへの愛のアピールである…
 わたしは常にこの自らの脚を、ストッキング脚を美しく、魅惑的に保ちたい。

 それは全ては浩一さんの為…
 いつでも彼にとっての魅惑的な存在感でいたいから。

 そしてこの彼曰くの甘い香りも…
 そんな想いからの自らの脚、いや、ストッキング脚を惹きたて、魅きたてるアピールのひとつなのである。

 常に浩一さんにとっての一番で、いや、一番のオンナ、一番の脚、一番のストッキング脚でありたい…
 だからこそ、今夜のおみやげ秘書のストッキング脚に少しでも昂ぶったであろう彼の心の揺らぎを感じた瞬間に、イラついてしまったのだともいえるのだ。

 とにかくわたしは浩一さんを愛している…
 そして完全にわたしのモノにし、わたしの持っている全ての力を使ってでも、浩一さんの為に、彼の望む様にしてあげたい。

 だからあのオンナ…
 佐々木ゆかりには負けたくはないし、完全に奪いたいのだ。

「はぁん、あぁ、こ、浩一さぁん…」
 そんな自らの心の想い、思いの昂ぶりと、今こうして愛され、愛撫されているそのより意識しているストッキング脚の想い相乗により…
 本当に感じ、疼いてきていた。

 


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