この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第1章 和哉

26 夢の続き ①
「おはようございます、お疲れさまです」
午前11時に和哉は出勤した。
「あっ、和哉くんおはよう」
早番出勤のパート主婦の朱美が明るく手を振りながら挨拶を返してくる。
「おはよー、お疲れさまぁ」
そして美冴も挨拶を返してきた。
その様子は昨日までのいつもと一緒の明るいトーンで全く変わっていなかった。
えっ…
その美冴の全く変わらぬ様子に、少し戸惑いを感じてしまう。
和哉は昨夜、夢のような体験の余韻が続き目をつぶれば妖艶な美冴の顔が浮かんでしまい、明け方まで眠れずに結局三度もオナニーしてしまったほど興奮が醒めず、明日のバイトから美冴に対してどのように接してよいのかわからず朝方まで悩み続けた。
そして今朝、まだ夢の続きに酔いしれているかのようにドキドキしながらも精一杯に出勤の挨拶をしたのだ。
僕はこんなにドキドキして目も合わせられないくらいなのに、いつもと一緒だなんて…
実は和哉は今日から美冴が少しよそよそしくなったり、もしかしたら仕事中に二人の間に気まずい空気が流れてしまうのではないか、等々、心配していた。それが予想外に全く変わらない美冴の様子にホッとするより逆に不安が余儀ってくる。
もしかしたら嫌われちゃったのかな?
それとも昨日のことは無かったことにされちゃってるのか?…
和哉的には昨日のことをきっかけにしてこれからもっと色々な体験をさせてもらい、年齢差を超えて更に親密な関係へと発展していけるんじゃないか、というこれから先への甘い期待感を持っていた、ところがまるで昨日のことなど無かったかのような全くいつもと変わらない美冴の様子に不安で胸がザワザワしてきていた。
いや、きっと今は朱美さんもいるから勘づかれないようにしているだけだ…
必死にそう自分に言い聞かせる。
しかし仕事中に感じたことは、何度か目が合ってもアイコンタクトみたいなものもない、いつものバイトの自分としての存在感でしかなく、仕事上の会話にしてもいつもと変わらないニュアンスの声のトーンで特別な変化も感じなかった。
そして朱美が先に休憩に入って二人きりになっても、仕事上の最低限の会話しかなかったのだ。
二人きりになったらきっと何かしらの変化か、合図的なことがあるんじゃないか、というかすかな希望も消し飛んでしまった。
「おはようございます、お疲れさまです」
午前11時に和哉は出勤した。
「あっ、和哉くんおはよう」
早番出勤のパート主婦の朱美が明るく手を振りながら挨拶を返してくる。
「おはよー、お疲れさまぁ」
そして美冴も挨拶を返してきた。
その様子は昨日までのいつもと一緒の明るいトーンで全く変わっていなかった。
えっ…
その美冴の全く変わらぬ様子に、少し戸惑いを感じてしまう。
和哉は昨夜、夢のような体験の余韻が続き目をつぶれば妖艶な美冴の顔が浮かんでしまい、明け方まで眠れずに結局三度もオナニーしてしまったほど興奮が醒めず、明日のバイトから美冴に対してどのように接してよいのかわからず朝方まで悩み続けた。
そして今朝、まだ夢の続きに酔いしれているかのようにドキドキしながらも精一杯に出勤の挨拶をしたのだ。
僕はこんなにドキドキして目も合わせられないくらいなのに、いつもと一緒だなんて…
実は和哉は今日から美冴が少しよそよそしくなったり、もしかしたら仕事中に二人の間に気まずい空気が流れてしまうのではないか、等々、心配していた。それが予想外に全く変わらない美冴の様子にホッとするより逆に不安が余儀ってくる。
もしかしたら嫌われちゃったのかな?
それとも昨日のことは無かったことにされちゃってるのか?…
和哉的には昨日のことをきっかけにしてこれからもっと色々な体験をさせてもらい、年齢差を超えて更に親密な関係へと発展していけるんじゃないか、というこれから先への甘い期待感を持っていた、ところがまるで昨日のことなど無かったかのような全くいつもと変わらない美冴の様子に不安で胸がザワザワしてきていた。
いや、きっと今は朱美さんもいるから勘づかれないようにしているだけだ…
必死にそう自分に言い聞かせる。
しかし仕事中に感じたことは、何度か目が合ってもアイコンタクトみたいなものもない、いつものバイトの自分としての存在感でしかなく、仕事上の会話にしてもいつもと変わらないニュアンスの声のトーンで特別な変化も感じなかった。
そして朱美が先に休憩に入って二人きりになっても、仕事上の最低限の会話しかなかったのだ。
二人きりになったらきっと何かしらの変化か、合図的なことがあるんじゃないか、というかすかな希望も消し飛んでしまった。

