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シャイニーストッキング
第19章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一

182 竹下雪恵の激白
「なんかぁ、急にわたしの気持ちが切れちゃってぇ…」
すると、今度は、竹下雪恵さんがようやく思いを吐いてきたのだ。
………わたしは入社当時は営業課だったんですが、大学時代に秘書検定とか、経済系の資格をいくつか取得していたせいもあったのか、三年目から秘書課に異動したんです。
でも田舎の支社の秘書課なんて、支社長以外にはあまり需要がなく、もうほぼ支社にとってのVIPの接待要員的な仕事ばっかりで…
だけど、それなりに必死に頑張ったんで、あちこちの接待に声を掛けられ、気に入られたりして…
『新潟支社の顔』だなんておだてられたりして、それはそれなりにやりがいを感じてしまってきていたんです。
そして間中前常務に特に気に入られたのですっかり有頂天になってしまい…
恥ずかしながらその接待という意味の判断を見失ってしまってもいたんです………
「…………」
わたしはそんな竹下雪恵さんの激白を黙って聞いていた。
そして、その話しの中の『新潟支社の顔』という言葉にイラ立ちを感じてしまう…
そんなおだての言葉で彼女にこの新潟支社を背負わせ、いや違う、まるで生贄じゃないのか、と、怒りさえ沸いてくる。
「そう一時期は、自分がこの新潟支社を背負い、身を捧げても頑張らなくっちゃってまで…」
…………特に間中前常務に可愛がっていただくと、この新潟支社の評価も爆上がりだと褒められ、それにこの新潟のトップの大企業数社や、役所関係との独占的な契約が取れた時には…
『竹下くんのお陰だから…』と、評価されすっかり有頂天になってました。
でも、この一也さんと関係を持ってから、彼から『それは間違っている…』と諭されたんです…が、逆に今までのわたしの全てを否定されたみたいで思わず反発してしまい、一也さんとは距離を取る様になったんです。
そのタイミングで大原常務さんへの接待指示だったんですが…
そこでわたしはすっかり目覚めたというか、自分の馬鹿さに気付いた、ううん、気付かされたんです…………
「なんかぁ、急にわたしの気持ちが切れちゃってぇ…」
すると、今度は、竹下雪恵さんがようやく思いを吐いてきたのだ。
………わたしは入社当時は営業課だったんですが、大学時代に秘書検定とか、経済系の資格をいくつか取得していたせいもあったのか、三年目から秘書課に異動したんです。
でも田舎の支社の秘書課なんて、支社長以外にはあまり需要がなく、もうほぼ支社にとってのVIPの接待要員的な仕事ばっかりで…
だけど、それなりに必死に頑張ったんで、あちこちの接待に声を掛けられ、気に入られたりして…
『新潟支社の顔』だなんておだてられたりして、それはそれなりにやりがいを感じてしまってきていたんです。
そして間中前常務に特に気に入られたのですっかり有頂天になってしまい…
恥ずかしながらその接待という意味の判断を見失ってしまってもいたんです………
「…………」
わたしはそんな竹下雪恵さんの激白を黙って聞いていた。
そして、その話しの中の『新潟支社の顔』という言葉にイラ立ちを感じてしまう…
そんなおだての言葉で彼女にこの新潟支社を背負わせ、いや違う、まるで生贄じゃないのか、と、怒りさえ沸いてくる。
「そう一時期は、自分がこの新潟支社を背負い、身を捧げても頑張らなくっちゃってまで…」
…………特に間中前常務に可愛がっていただくと、この新潟支社の評価も爆上がりだと褒められ、それにこの新潟のトップの大企業数社や、役所関係との独占的な契約が取れた時には…
『竹下くんのお陰だから…』と、評価されすっかり有頂天になってました。
でも、この一也さんと関係を持ってから、彼から『それは間違っている…』と諭されたんです…が、逆に今までのわたしの全てを否定されたみたいで思わず反発してしまい、一也さんとは距離を取る様になったんです。
そのタイミングで大原常務さんへの接待指示だったんですが…
そこでわたしはすっかり目覚めたというか、自分の馬鹿さに気付いた、ううん、気付かされたんです…………

