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シャイニーストッキング
第19章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一
 196 ブッキング

 またそれとは別に脳裏にはさっきの…
「その『新プロジェクト』の進捗についても何か動きがあった報告がしたいからと、佐々木準備室室長が仰ってましたし…」
 という言葉が巡っていた。

 つまり私にはその進捗の内容云々ではなく、いや、もう『システム情報部』絡みという情報からある程度の予想は付いているのだが、さっきから心に微妙に引っ掛かってくるのは…
『この後に私が佐々木ゆかり準備室室長と会って話しをする』
 という事についてなのだ。

 それはあくまでも仕事上の必要な事であるから仕方がないという考えと思いはあるのだが…
 お互いの胸中にはその事については様々な蟠り的な思いがあった。

 私的には、こいくら『公私』の公の場面とはいえ律子と佐々木ゆかりの二人とは同じ席ではできる事ならば絡みたくはない…
 しかし今回は内容が内容だけにこの律子の同席は、つまりは立ち合いは正確な報告もしなくてはならないから必要不可欠なのだ。

 だが、果たしてこの尖り切れてなく、いや、ある意味甘く情けない程に弱い私が、律子とゆかりと同席の場面を乗り切れるのだろうか?…
 そんな微妙に弱い思いが秘かに胸中で蠢いている。

 そしておそらく、いや、多分に、律子自身も私と同じ思い、想いを胸に控え、考えているであろうと思われるから…
 つまりその律子の心の揺らぎは、さっきの僅かな失言から十分に伺えるのだ。

 そして果たしてそんな場面になった時にこの私が…
 律子を、いや、ゆかりを、いいや、どちらをどう擁護する事ができるのか?
 どう言い繕う事ができるのか?
 それとも律子を守れるのか?
 ゆかりを守れるのか?

 私は情けないくらいに全く尖れてはいない…
 いや、まだまだ弱いといえる。
 
 だけどどちらにせよ、遅かれ早かれこの二人のブッキングは避けられない…
 その時果たして私は腹を括る、いや、括れるのであろうか?

 だが、もうサイは投げられたのだ…
 そしてこの私には二人の存在は必要不可欠であるのは必至なのだ。

 尖れ…
 尖るしかない…
 そしていよいよ、大きな最初のウネリを乗り越える、いや、乗りこなす時が来たのかもしれない。

 新幹線が静かに東京駅に到着する…


 第19章 もつれるストッキング3
     常務取締役大原浩一


       完
 
 
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