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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4 律子とゆかり

28 デパートへ…
わたしと伊藤さん、そして越前屋さんの三人で新宿の『伊勢丹デパート』の寝具売り場へと出向いた。
本当は蒼井美冴さんも誘いたかったのだが、彼氏としての武石健太の手前もあったし、連日では迷惑かなと思い遠慮した…
それに昨夜の伊藤さんとの夜の関係もあっけなくバレて、いや、見抜かれてしまったし、まだ着信の来ない彼、大原常務からの電話についての戸惑いと揺らぎもきっと見抜かれてしまい、余計な心配と憶測をさせてしまっても迷惑ではないかと思ったのである。
それに今夜はこの明るく朗らかな越前屋さんと一緒なのである…
そんな想いも彼女のキャラに煽られて、さほど揺らぎはしないであろうとも思ってもいた。
「えー、どれにしようかなぁ」
それくらいに、いや、そんなわたしの戸惑いの揺らぎなんて杞憂に終わってしまうのではないか、と、いうくらいに越前屋さんとのショッピングも賑やかで、明るくて、楽しいものといえる。
「ええ、えつなんてぇ、本当にたまにしか来ないんだから、適当でいいじゃん」
そう伊藤さんが揶揄気味に言うと…
「もぉ、そんなたまになんていわないでよぉ」
と、越前屋さんは唇を尖らせながら返す。
「ばぁか、わたしはゆかり室長の部屋に間借りするのよ、わたしの一人の部屋じゃないんだからねぇ」
「あ、そうか、そうだったぁ」
どうやら伊藤さんによると、保険会社を退職する前に一人で住んでいた頃には、最低でも週イチのペースで越前屋さんが泊まりに来ていたみたいであった。
「ううん越前屋さん大丈夫よ、遠慮しないで好きな時に好きな様に来てくれて構わないから…
マンション広くて三部屋あるし、それにわたしはこれからかなり忙しくなりそうで帰宅時間も不規則になりそうだから…」
そう、これは、これからは、間違いなくそうなる筈なのだ。
「はーい、ほらぁ、ゆかり室長もそう言ってくれてるしぃ」
「ばかねもう、そう言ってくれてるだけに決まってるでしょう、少しは遠慮しなさいよ」
そんなこんなの楽しい会話を交わしながら二人は無事にマットレスベッドを選び、買った。
「へぇ、今はそんな真空圧縮されて持ち帰れるんだねぇ」
わたしはそう驚いてしまう。
そして二人はそんな真空圧縮パッキングの夏用布団も買い揃え、無事にショッピングは終了となった。
わたしと伊藤さん、そして越前屋さんの三人で新宿の『伊勢丹デパート』の寝具売り場へと出向いた。
本当は蒼井美冴さんも誘いたかったのだが、彼氏としての武石健太の手前もあったし、連日では迷惑かなと思い遠慮した…
それに昨夜の伊藤さんとの夜の関係もあっけなくバレて、いや、見抜かれてしまったし、まだ着信の来ない彼、大原常務からの電話についての戸惑いと揺らぎもきっと見抜かれてしまい、余計な心配と憶測をさせてしまっても迷惑ではないかと思ったのである。
それに今夜はこの明るく朗らかな越前屋さんと一緒なのである…
そんな想いも彼女のキャラに煽られて、さほど揺らぎはしないであろうとも思ってもいた。
「えー、どれにしようかなぁ」
それくらいに、いや、そんなわたしの戸惑いの揺らぎなんて杞憂に終わってしまうのではないか、と、いうくらいに越前屋さんとのショッピングも賑やかで、明るくて、楽しいものといえる。
「ええ、えつなんてぇ、本当にたまにしか来ないんだから、適当でいいじゃん」
そう伊藤さんが揶揄気味に言うと…
「もぉ、そんなたまになんていわないでよぉ」
と、越前屋さんは唇を尖らせながら返す。
「ばぁか、わたしはゆかり室長の部屋に間借りするのよ、わたしの一人の部屋じゃないんだからねぇ」
「あ、そうか、そうだったぁ」
どうやら伊藤さんによると、保険会社を退職する前に一人で住んでいた頃には、最低でも週イチのペースで越前屋さんが泊まりに来ていたみたいであった。
「ううん越前屋さん大丈夫よ、遠慮しないで好きな時に好きな様に来てくれて構わないから…
マンション広くて三部屋あるし、それにわたしはこれからかなり忙しくなりそうで帰宅時間も不規則になりそうだから…」
そう、これは、これからは、間違いなくそうなる筈なのだ。
「はーい、ほらぁ、ゆかり室長もそう言ってくれてるしぃ」
「ばかねもう、そう言ってくれてるだけに決まってるでしょう、少しは遠慮しなさいよ」
そんなこんなの楽しい会話を交わしながら二人は無事にマットレスベッドを選び、買った。
「へぇ、今はそんな真空圧縮されて持ち帰れるんだねぇ」
わたしはそう驚いてしまう。
そして二人はそんな真空圧縮パッキングの夏用布団も買い揃え、無事にショッピングは終了となった。

