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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4 律子とゆかり

112 視線(4)
「…そして無事に青山さんの本社へのカムバックの説得に成功し、その夜に、新潟支社長による接待の酒宴が催されたのですが…」
わたしはそう話し、今度はその自らの視線を傍らの彼、大原常務へと向ける…
「………」
すると彼はそのタイミングでわたしに顔を向け、黙って頷いた…
その目は、そのまま話しを続けていけという意味を表していた。
「そしてその接待の場に於いて、驚くべき事実が分かったんです…」
わたしはそのまま話しを続け…
その新潟支社における秘書の存在、その存在価値の主な業務内容の中心が…
「なんと、秘書達の主な仕事が飲食店やクラブ等々のホステス然とした接待業務が中心だという事実が大原常務によって判明したんですよっ」
わたし自身、この事については非常に苛立だしい想いもあったので、つい、語尾に力が入ってしまう。
そして…
「え……」
佐々木室長、蒼井美冴さんの二人もそのわたしの言葉に驚愕の反応を示してきたのだ…
ただ、どうやら越前屋さんはある程度、その事実を把握していたような反応の目をわたしと彼に交互に向けてくる。
「まるでコンパニオンかホステス然として大原常務に対してその秘書の、そして今回異動する竹下秘書はそんな様相でその酒宴の席で接してきたそうで…」
そこでわたしはその経緯を簡単に説明をし…
「しかもどうやら、それが彼女達、つまり新潟支社の秘書達には当たり前として命令され、実行していたそうで…」
「……………」
佐々木室長を始めとする三人は、驚きと呆れと、佐々木室長に至っては怒りの色も浮かべながら絶句していた。
「それに新潟支社に関しては、新潟県内の各官公庁や、県内を代表する様な大手企業等々からの保険契約数が各地方支社の中でも群を抜いてのトップクラスなんですが…」
「…そして無事に青山さんの本社へのカムバックの説得に成功し、その夜に、新潟支社長による接待の酒宴が催されたのですが…」
わたしはそう話し、今度はその自らの視線を傍らの彼、大原常務へと向ける…
「………」
すると彼はそのタイミングでわたしに顔を向け、黙って頷いた…
その目は、そのまま話しを続けていけという意味を表していた。
「そしてその接待の場に於いて、驚くべき事実が分かったんです…」
わたしはそのまま話しを続け…
その新潟支社における秘書の存在、その存在価値の主な業務内容の中心が…
「なんと、秘書達の主な仕事が飲食店やクラブ等々のホステス然とした接待業務が中心だという事実が大原常務によって判明したんですよっ」
わたし自身、この事については非常に苛立だしい想いもあったので、つい、語尾に力が入ってしまう。
そして…
「え……」
佐々木室長、蒼井美冴さんの二人もそのわたしの言葉に驚愕の反応を示してきたのだ…
ただ、どうやら越前屋さんはある程度、その事実を把握していたような反応の目をわたしと彼に交互に向けてくる。
「まるでコンパニオンかホステス然として大原常務に対してその秘書の、そして今回異動する竹下秘書はそんな様相でその酒宴の席で接してきたそうで…」
そこでわたしはその経緯を簡単に説明をし…
「しかもどうやら、それが彼女達、つまり新潟支社の秘書達には当たり前として命令され、実行していたそうで…」
「……………」
佐々木室長を始めとする三人は、驚きと呆れと、佐々木室長に至っては怒りの色も浮かべながら絶句していた。
「それに新潟支社に関しては、新潟県内の各官公庁や、県内を代表する様な大手企業等々からの保険契約数が各地方支社の中でも群を抜いてのトップクラスなんですが…」

