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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 153 昂ぶりの後に…(3)

 いったい…

 どっちが本当の律子なのだろうか?

 ジュボ、ジュル、ジュルル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 私はさっきまでの狂ったメスの様に、自ら激しく上下動をし、快感を貪ってきていた律子とは一転し…
『自分ばっかり勝手に何度もイッてしまって…』
 と、一瞬、申し訳なさそうな、慈愛に満ちた優しい目をして舐め、しゃぶり始めてくれたのだが…
 チラと顔を上げて見つめてきたその目は、また…
 さっきまでの淫らな、いや、淫獣の如くの律子の目に戻ったみたいに見受けられたのだ。

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル… 

「はぁ、感じてぇ、あぁ、こ、浩一ぃ」

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 そしてこの律子の囁きにも、違和感を感じてもいた。

 それは、その囁きは、いつもの『アナタ』ではなく、私の本名である『浩一』と呼んでいたから…
 そして過去に、この名前を呼ばれた記憶がなかったから。

 そしてこの常務室でのこの痴艶といえるこの行為…

 今日のお昼でさえ一緒に食事をすることでさえ躊躇う程に、常に警戒を、周りの視線を過剰な迄に意識していた筈なのに…

 それなのに、まるで狂ったかの様に、いや、突然、壊れたみたいに…
 淫靡で淫らなスイッチが入ったみたいに感じられた。

 過去にゆかりが…
 蒼井美冴という存在感の美しさと魅惑さに気付き、それにより激しい嫉妬心を昂ぶらせ、私に対しての独占欲を高め、淫れたという経験はあったにはあったのだが、さっきの律子はそんなゆかりの比ではないくらいな狂い方といえる。

 そうまるで壊れたみたいに…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル… 

「はぁ、感じてぇ、あぁ、こ、浩一ぃ」

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ここ最近、いや、連日連夜といえるくらいのここ約一ヶ月の間に私は…
 佐々木ゆかり…
 蒼井美冴…
 この松下律子…
 過去の彼女達の本田きよみや山下望ことノン…
 これら五人の彼女達と紆余曲折はあるのだが、セックスを、つまりは射精を繰り返してきていた。

 

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