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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 154 昂ぶりの後に…(4)

 ここ最近の私は、いや、連日連夜といえるくらいのここ約一ヶ月の間…
 佐々木ゆかり…
 蒼井美冴…
 この松下律子…
 過去の彼女達の本田きよみや山下望ことノン…
 これら五人の彼女達と紆余曲折はあるのだが、セックスを、つまりは射精を繰り返してきていた。

 それ故もあり、さすがにいくら律子の慈愛に溢れた巧みなワザのフェラチオとはいえ、なかなか射精感は昂ぶってはこない…
 だからこそ、心に湧き、渦巻き始めているこの律子の違和感に対して、考え、思案する余裕がある。

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル… 

「はぁ、あぁ、こ、浩一ぃ」

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…
 
 こうして、まるで壊れたかの様に夢中になって舐め、しゃぶってくれているこの律子の…

『壊れた…』

 その逡巡の中で、さっきのある風景、様相が浮かび上がってきた。

 ああそうか…

 やっぱり律子は壊れたんだ…

 そうそれは…

 律子のストッキングの伝線…

 つまりは律子の張り詰めていた、心のほころび、破れ…

『アナタのせいで…
 いつの間にかにストッキングへの意識が強くなってしまったの…』

『アナタに気に入ってもらいたくて、ストッキングに対しての思い入れが…』

『アナタのそのストッキングに対するフェチな目を集めたくて…』
 
『ストッキングはわたしの象徴…』

 それらの律子のコトバは、ストッキングフェチという私に対しての愛情、愛憐、慈愛のコトバ…

 そしてストッキングとは、律子自身を重ね、象徴し、私に魅せる、魅了させる自身のプライドを写す存在感を意味する。

 その律子の象徴であるストッキングが伝線をしてしまった…
 ほつれ、破れ、壊れてしまった。

 ストッキング…
 それは限りなく薄く、淡く、脆く、とてもデリケートで美しい存在。

 そしてその存在感は律子というオンナとも重なる…
 そんな律子の象徴であるストッキングが伝線した。

 ストッキングは、どんなに小さくてもほつれ、破れ、伝線してしまったならば、その美しい価値観はゼロになってしまう…
 ただのナイロン繊維の布切れでしかなくなってしまうのだ。

 そんな律子のストッキングの伝線の姿を私初めて見た…

 
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