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シャイニーストッキング
第20章 もつれるストッキング4     律子とゆかり
 170 ミステリアス

 そんな想いと感情の昂ぶりと揺らぎがそう今の私の心を波立たせ、騒つかせてくる。

 もちろん直ぐにどちらを選択するのか?
 という展開ではないのではあるのだが…
 どちらも私にとっては色々な意味で欠かせない、無くせない、失くしたくはない大切で重要な存在なのではあるのだが…

 だが…
 心の奥深くではもう答えはわかっているのかもしれない…
 そんな想いをふと、心に思い巡らせながらステーキ店を訪れる。

 すると…
「いやぁ、あの松下さんという秘書さんは、なんていうか、さすがにミステリアスないいオンナですねぇ」
 と、入江くんはステーキ店の個室に入り、ビールジョッキを交わすや否や、そう言ってきたのだ。

「え、ミステリアスって?」
 私は思わずそう問い返す…
 いいオンナという評は分かるのだが、ミステリアスという単語に引っ掛かったのだ。

「あ、そうなんですか、大原常務は本社での彼女の都市伝説的な噂は知らないんですね?」
 すかさず入江くんがそう応えてきた。

「え、彼女、松下くんの都市伝説的って?」
 私の興味は一気に高まる。

「はい、うーん、そうなんですよ…」

「何だ、入江くん教えてくれよ」
 私は興味津々に問うた。

「あ、はい、実は……」
 それは本社での律子の存在の不自然さと、疑問、疑惑的な噂であった。

(P2343〜『秘書の秘密』を参照下さい)

「ふーん、なるほどなぁ…」
 私は思わずそう呟いた。

「え?、大原常務もご存知なかったんですか?」
 と、入江くんは少し驚いた感じで訊き反してくる。

「あ、いや、う、うむ…」
 なんとなく、ここは咄嗟に知らぬフリを決めておこうと思ったのだ。

「あ、いや、うん、実は彼女の存在は知らなかったんだよ…
 ただ、山崎専務からの推薦だけとは訊いてはいたんだがね…」
 と、私はトボケる。

「えー、そうだったんですかぁ」
 改めて驚いた感じになった。

「いやぁ、だとしたら、あながち山崎専務の秘蔵っ子という説は否定できないなぁ?」

「うむ、確かにそうだなぁ…」
 と、私はある程度に入江くんに合わせる。

「あぁ、ますますミステリアスな魅力を感じちゃうなぁ」
 
「え、ミステリアスって?」
 
「いや、はい、あの松下さんの…」
 するとやや興奮気味な表情を浮かべながら続けてきた。



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