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シャイニーストッキング
第21章 もつれるストッキング5   美冴
 56 シャネルの残り香

「ああっ、お、おい、あぁ…」
 限界だった。
 ジュプ、ニュチュ、ジュルル…
 だが美冴は、そんな私にはかまわずにフェラを続けてくる。

「う、お、おい、み、みさえ…」
 堪らずに弱々しく哀願し、退けようと必死に抗う。
 ジュプ、ニュチュ、ジュルル…
 だが無視され、舐め、しゃぶり続けてくる。

「う、うぅ、お、おい、み、みさえぇ…」
 もう限界であった…
 必死に力を振り絞り、逃れようと腰を振る。

「……え……もお…」
 ようやく美冴は唇を離し、そして不満を漏らしてくる。

「あ、い、いや、ヤバいから」
 本当にヤバかった。

「えぇ、イッても…
 出しちゃってもいいのにぃ…」
 すると意地悪気な笑みを浮かべながら、そう囁く。

「い、いや、そ、それは…」
 さすがにこのフェラでイク訳にはいかないし、それに万が一イッてしまったなら、今夜はもう終わってしまう可能性が高いのだ。

「あ、そうかぁ…
 ここでイッちゃうとぉ、終わっちゃうからぁ?」
 するとまた意味あり気な目を浮かべそう嫌味を言ってくる。

「えっ、あっ、い、いや…」
 つまりそれは、おそらく夕方の律子を抱いたであろう美冴の憶測からの、いや、もう確信しているだろう…
 私への嫌みの言葉。

 もうバレバレなのだ、だが絶対に認めるわけにもいかない…

「い、いや、そ、それは…」
「ふうん、そうかなぁ……」
 美冴はそう呟きながら、鼻をひくひくと動かし、ジッと私を見つめてくる。
 
 それはまるで…
 私のカラダの残り香でとうにバレてるのよ…
 という、無言の視線であった。

 そんな美冴は私を見つめたまま、不意に胸元に顔を寄せ、はだけた胸の中心に唇を這わせながら、ゆっくりと私の顔へと這い上がってきたのだ。

 そして私の唇に顔を寄せてきて…
「ほら………あのオンナの…
 シャネルの香りがするでしょう………」
 唇を意地悪気に歪め、そう囁いてきた。

「え………あ、あ、い、いや……」
 私はその囁きにドキンッと焦燥感に陥り、胸が激しく脈打ち…
 そして脳裏の隅に追いやっていたゆかりと律子の二人の顔が、いや、この美冴を含めての三人の存在感が一気に心に浮かび上がってしまったのである。
 
 三人の存在感、いや、三人への罪悪感かもしれない…
 心が現実に戻されてしまった。



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