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シャイニーストッキング
第5章 黒いストッキングの女4     部長大原浩一
 61 熱い夜 ⑩

 そしてそんな想いに導かれるようにその美しく甘い芳香の爪先を手に取り、自ら唇に含んでいく。

「あっ、んんっ…」
 すると美冴はしゃぶり始めた途端から激しく喘ぎ、快感に身悶え、ベッドの上で震え、その快感に悶える姿が堪らなく私の心を震わせてきたのだ。

「はぁぁん…」
 そして反対のヒールも脱がし爪先をしゃっていく。
 
 すると
「あっ、あん、だ、ダメぇ、あっ…」
 快感に昂ぶり、淫靡に喘ぎ
「あうんっ、イッ、イクぅぅぅ……」
 全身を激しく震わせ絶頂してしまったのだ。

「はぁ、はぁ、あぁ…」
 彼女はベッドの上でぐったりと弛緩する。
 なんと爪先しゃぶりだけで絶頂を迎えてしまったのだ。
 
 これ程敏感な女は初めてだ、余程今まで抑えていたのだろう…
 そんなぐったりとした彼女の姿を眺めながら自らの服を脱ぎ、トランクス一枚になり、再び爪先をしゃぶっていく。

「あんっ、んんっ…」
 彼女は再び身悶え、喘ぎを漏らす。
 私がフェチな想いで憧れていた黒い女、の美しい、魅惑的な爪先は、私にとっては甘く感じるのだ、そしてもっともっとと欲しくて堪らなくなってしまうのである。

「堪らない脚だ、いや、ストッキングだ、私は前から堪らなかったんだよ」
「はぁぁ…」
「前からこうしたかったんだよ…」
 自身でそう言葉を発しながら更に昂ぶってしまっていた。
 また、喘ぎ、身悶えしている彼女の淫靡な表情にも昂ぶりを感じてしまうのだ。
 そして左の爪先をしゃぶりながら右脚を眺めるていくと、スカートが捲り上がっていて、カタチのよい艶やかな光沢を放っている黒いストッキングの太腿が目に留まったのだ、私はすかさずその太腿に手を伸ばしていく。
 指先から伝わってくるそのストッキングのナイロン繊維の感触がまた堪らない。

「うん、脚が濡れてきた…」
 そうなのである、彼女の脚全体がしっとりと濡れてきているのだ。
 そしてその湿り気によりナイロン繊維が肌とより密着し、まるで第二の皮膚といえる様な感触を生み出し、それが指先に堪らない快感を感じさせてくるのである。
 私の心は更にその指先から伝わる快感に心が震え、愉悦の想いに昂ぶりを覚えてしまったのだ。
 そして私はしゃぶっていた爪先を離し、感極まって彼女を見る。

「まさか、こんな夜が来るとは…」

 思わず呟いてしまう…


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