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シャイニーストッキング
第5章 黒いストッキングの女4     部長大原浩一
 66 熱い夜 ⑮

 ジュバッ、ジュボッ、ジュルル…

 美冴のフェラテクニックをゆっくりと味わっている暇はなかったのだ。
 なぜならその素晴らしいフェラテクにより、私には瞬く間に射精感の昂ぶりが迫ってきていたからである。

 あ、ヤバい、まずい…

「お、おい、あ、み、美冴さん、ちょっ…」
 私は迫り来る射精の欲望に負けじと必死にこらえ、美冴に1度止めて貰おうと声を掛けたのだ。

 ジュボッ、ジュバッ、ジュルル…

「お、おいひいの…」
 美冴は、おいしいの…と、しゃぶりながらそう言って止める気配がない。

「ああっ、お、おいっ」
 だが、そろそろ本当にまずいのだ、だが、ここでまだ出してしまうわけにはいかなかった。
 私は射精の快感の誘惑と必死に抗いながら、必殺技を繰り出すことにしたのだ。

 仕方ない…
 本当にあと少しで漏らしそうなのであったのだ。
 それは私自身の足の爪先で、股間に顔を埋めている体勢の美冴のクリトリスを弄るという荒技であった。
 そして私は自分の爪先をそっと美冴の股間に運び、クリトリスの辺りを親指でグリッと弄る。
 
「あ、あんんっ…」
 クリトリスが敏感過ぎるほどの美冴にはこの荒技は有効であった。
 私の爪先の一撃の弄りで、美冴は小さく悲鳴を上げ、震え、しゃぶっていた怒張を離してしまう。
 本当にヤバかった、抜群のフェラテクニックによりあと少しで漏らしてしまうところであったのだ。
 今夜の今の流れで、うっかり漏らすというミスは出来ない、逆に私自身の持ちうるフェチ的な情熱の全てをこの美冴にぶつけなくてはいけないのだ、と、思っていた。

 そしてその爪先のクリトリス弄り攻撃により口を離してしまった美冴は、淫靡な欲情の目で私を見つめながら仰向けになっていくのである。

 挿入れて…
 美冴の見つめる淫靡な目が私にそう語り掛けてきたのだ。
 その表情は正に妖艶といえた。
 そのまま欲情の濡れた淫靡の目で私を見つめながら、股間をゆっくりと開き、少し間を置いて、自らの指先の爪でストッキングのマチ部を、ビリビリ、と破いていったのである。

「あぁ…」
 破きながら吐息を漏らす。
 
 私には自らの指先で黒いストッキングを破いていくというこの行為が、黒い女、という存在との惜別の儀式の様に見えたのだ。

 そして抑制していた欲望も解放されていく…




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