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シャイニーストッキング
第5章 黒いストッキングの女4     部長大原浩一
 67 熱い夜 ⑯

 自らの指先で黒いストッキングを破いていくというこの行為が、黒い女、という存在との惜別の別れの儀式の様に見えたのだ。
 そしてまた約2年間喪に服し、抑制していた自身の心の解放の儀式でもあると思えたのである。

 そんな解放された淫靡な欲望の目に誘われ、その妖艶な魅力を露わにした美冴を私は抱いていく。

 もう愛撫など必要なかった、美冴のアソコは既に愛の蜜で溢れかえっていたのだ。
 私は美冴の腰を抱き、自らの猛り切った怒張を一気に挿入れていく。

「ああっ…」
 それは悲鳴に近い喘ぎであった。

 グチュ、ミチュ…
 淫靡な湿った挿入の音が鳴り響く。

 美冴の中は熱く、そして膣の肉が怒張を離すまいと絡み、締め付けてくるのだ。
 動かさなくても快感が襲ってくる。
 しかし、雄の本能で自然と腰が動いてしまうのだ。

 グチュ、グチュ、グチュ、ビチュ

「あんっ、あ、あ…」
 怒張の出し入れの動き毎に、膣の濡れた音が鳴る。
 すごい快感が怒張を覆ってくる、美冴の膣の中は緩くなく、そしてきつくもなく、中の肉が微妙に震えながら怒張に絡み付いてくるのだ。

「あ、あ、あ、あぁん…あ、あ…」
 私の動きに美冴の喘ぎもシンクロし、昂ぶりを奏でてくる。

「あっ、あ、い、いやっ、あああ…」
 しかしすぐに美冴のリズムが狂う、両脚を私の腰に絡め、両手で背中にしがみ付く、そしてその両脚、両手に力が籠もり、全身が震え始めてきた。

「ああっ、イッ、イク、ああ、大原さん…」
 私の名前を呼びながら、4度目の絶頂の悲鳴を上げる。

「あっ、あぁぁ…っくぅぅ……」
 美冴は絶頂感で全身を激しく震わせ、喘いできた。

「あ、え、ええっ、あん…」
 だが私はまだまだ終わらない、美冴の絶頂をよそに腰を振り続けていくのだ。

 グチュ、グチュ、グチュ…

「あっ、あっ、あ、あ、ああん」

「はっ、ハッ、は、はっ、ハッ、…」

 ギシッ、ギシッ、ギッ、ギッ…

 肉の擦れる湿った淫靡な音 
 美冴の喘ぎ
 私の吐息
 ベッドの軋む音
 
 淫靡な快感の四重奏がリズムよく奏でられていく。
 だが、そのリズムもすぐにズレてしまうのだ。

「あんっ、また、やっ、イッ……」
 美冴が5度目の絶頂感を迎える。

 今度は全身を強張らせ、汗を噴き出し、悲鳴にならない叫びを上げたのだ…





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