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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
39 不惑…
「……………じゃあ、カンパーイ……」
私は、グラスを掲げ、乾杯の音頭の声を上げた――
「カンパーイ」
同時に、一斉に響く、歓喜の声…
「………」
だが、隣のゆかりが、動かない。
「おい…」
グラスを持つ手が、わずかに震えている。
「あ…は、はい…」
その瞬間、初めて目が合った――
実は、この宴会場に入る直前…
ゆかりを、逸れずに見つめたのだが…
なんと、ゆかりが、逸らしたのだ――
それは、無理もない…
だが私は、かろうじて、なんとか開き直れていた――
「ん…だ、大丈夫か…」
声を掛けると…
「え…あ、は、はい…」
ゆかりは、ハッとした感じに、応え…
「………」
このタイミングで、ようやく、逸れずに、見つめ合えた――
「………」
だが、その目には…
迷い…
戸惑い…
揺らぎ…
そんな不惑の色が、浮かんで見えた。
「………」
どこを、見ている?…
不思議に感じ、揺れる視線を追うと…
「………」
右…
すぐ傍らの…
律子と対峙しているのに、気付いた。
「………」
息が詰まり、心が騒めいてしまう――
『なんとかしてあげるわ…』
それは、昨夜の美冴からの言葉に、すっかり油断していたから…
冷たい汗が、背中に流れる――
「さぁ大原常務、どうぞぉ…」
その時…
スッと…
美冴が、ビール瓶を片手に、目の前に立った。
「………っ」
そして、その美冴の目が…
『まだ、なにも…』
そんな、想いを伝え…
「………」
すかさず、美冴が…
ゆかりと律子の間に、立ち塞がってきた。
それは、偶然じゃない…
完全に、読んでいる。
「………」
そして美冴が、ゆかりを見る。
「………」
空気が、わずかに、動いた――
「………」
「……………じゃあ、カンパーイ……」
私は、グラスを掲げ、乾杯の音頭の声を上げた――
「カンパーイ」
同時に、一斉に響く、歓喜の声…
「………」
だが、隣のゆかりが、動かない。
「おい…」
グラスを持つ手が、わずかに震えている。
「あ…は、はい…」
その瞬間、初めて目が合った――
実は、この宴会場に入る直前…
ゆかりを、逸れずに見つめたのだが…
なんと、ゆかりが、逸らしたのだ――
それは、無理もない…
だが私は、かろうじて、なんとか開き直れていた――
「ん…だ、大丈夫か…」
声を掛けると…
「え…あ、は、はい…」
ゆかりは、ハッとした感じに、応え…
「………」
このタイミングで、ようやく、逸れずに、見つめ合えた――
「………」
だが、その目には…
迷い…
戸惑い…
揺らぎ…
そんな不惑の色が、浮かんで見えた。
「………」
どこを、見ている?…
不思議に感じ、揺れる視線を追うと…
「………」
右…
すぐ傍らの…
律子と対峙しているのに、気付いた。
「………」
息が詰まり、心が騒めいてしまう――
『なんとかしてあげるわ…』
それは、昨夜の美冴からの言葉に、すっかり油断していたから…
冷たい汗が、背中に流れる――
「さぁ大原常務、どうぞぉ…」
その時…
スッと…
美冴が、ビール瓶を片手に、目の前に立った。
「………っ」
そして、その美冴の目が…
『まだ、なにも…』
そんな、想いを伝え…
「………」
すかさず、美冴が…
ゆかりと律子の間に、立ち塞がってきた。
それは、偶然じゃない…
完全に、読んでいる。
「………」
そして美冴が、ゆかりを見る。
「………」
空気が、わずかに、動いた――
「………」

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