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シャイニーストッキング
第22章 ほつれるストッキング 1 佐々木ゆかり
55 松下律子秘書(2)
「どうやら、そろそろ終わりの時間らしくてね…
だから二次会の段取りをさ…」
と、蒼井美冴は、そう武石健太と伊藤敦子に伝えてきた。
「あっ、そうだ…」
すると、この二人は、越前屋と共に、幹事を請け負っているようで、慌てて立ち上がる。
「あ、でも、大原常務サマは、明日朝イチでゴルフなんで、真っ直ぐ帰るそうよ」
と、二人に告げて…
「ね、そうなんでしょ?」
と、秘書のわたしに問い掛けてきた。
「あ、はい、そうなんです…
急に、夕方に山崎専務さんからのお誘いを受けて…」
と、わたしは、そう告げる。
「…だってぇ」
と、蒼井美冴が、二人に言う。
「あ、はい、わかりましたぁ」
そして二人は、越前屋さんと佐々木ゆかりのいる席へと向かう。
「ところで杉山くんは、松下さんには?」
「え、あ、ま、まだっす」
蒼井美冴が、揶揄気味な口調で問うと、恥ずかしそうに応えた。
「え?」
「あ、ねぇ、ほら、杉山くんが、松下さんを二次会に誘いたいってねぇ…」
「あ、は、はい、そうっす、まだ、ほとんど話してないっすからぁ」
杉山くんは、そう、恥ずかしそうに応える。
「え、あ、話すって…」
「ほら、直ぐにオレの大学の話しで盛り上がっちゃったからぁ、まだ、なにもぉ…」
「え?」
わたしが、不思議そうに呟くと…
「ほら、杉山くんは、松下さんにアタックしたいんだってぇ」
「え?」
わたしは、訊き返す…
「いや、そんな美冴さん、アタックなんてぇ…」
すかさず杉山くんが、照れながら慌てて応える。
「せめて、連絡先くらいはねぇ…」
「あ……」
わたしは、どう、応えてよいのかわからない。
そもそもがわたし自身、こんな飲み会にすら、参加した経験が殆ど無いから…
「………ふぅん…」
すると蒼井美冴は、一瞬、わたしを見つめ、そう頷き…
「なんかぁ、松下さんもさぁ…
ゆかりさんと似てるんだわねぇ…」
「えっ」
わたしが、佐々木ゆかりと似てるって?
「うん…」
彼女は、少し意地悪気な目を向け、頷きながら…
「ほら、松下さんもさぁ、ゆかりさんと同じ様にさぁ、学生時代はさぁ…
あまりにも美人さん過ぎてさぁ…」
「え、あ…」
「周りから浮いちゃったんでしょう?」
「…………」
「どうやら、そろそろ終わりの時間らしくてね…
だから二次会の段取りをさ…」
と、蒼井美冴は、そう武石健太と伊藤敦子に伝えてきた。
「あっ、そうだ…」
すると、この二人は、越前屋と共に、幹事を請け負っているようで、慌てて立ち上がる。
「あ、でも、大原常務サマは、明日朝イチでゴルフなんで、真っ直ぐ帰るそうよ」
と、二人に告げて…
「ね、そうなんでしょ?」
と、秘書のわたしに問い掛けてきた。
「あ、はい、そうなんです…
急に、夕方に山崎専務さんからのお誘いを受けて…」
と、わたしは、そう告げる。
「…だってぇ」
と、蒼井美冴が、二人に言う。
「あ、はい、わかりましたぁ」
そして二人は、越前屋さんと佐々木ゆかりのいる席へと向かう。
「ところで杉山くんは、松下さんには?」
「え、あ、ま、まだっす」
蒼井美冴が、揶揄気味な口調で問うと、恥ずかしそうに応えた。
「え?」
「あ、ねぇ、ほら、杉山くんが、松下さんを二次会に誘いたいってねぇ…」
「あ、は、はい、そうっす、まだ、ほとんど話してないっすからぁ」
杉山くんは、そう、恥ずかしそうに応える。
「え、あ、話すって…」
「ほら、直ぐにオレの大学の話しで盛り上がっちゃったからぁ、まだ、なにもぉ…」
「え?」
わたしが、不思議そうに呟くと…
「ほら、杉山くんは、松下さんにアタックしたいんだってぇ」
「え?」
わたしは、訊き返す…
「いや、そんな美冴さん、アタックなんてぇ…」
すかさず杉山くんが、照れながら慌てて応える。
「せめて、連絡先くらいはねぇ…」
「あ……」
わたしは、どう、応えてよいのかわからない。
そもそもがわたし自身、こんな飲み会にすら、参加した経験が殆ど無いから…
「………ふぅん…」
すると蒼井美冴は、一瞬、わたしを見つめ、そう頷き…
「なんかぁ、松下さんもさぁ…
ゆかりさんと似てるんだわねぇ…」
「えっ」
わたしが、佐々木ゆかりと似てるって?
「うん…」
彼女は、少し意地悪気な目を向け、頷きながら…
「ほら、松下さんもさぁ、ゆかりさんと同じ様にさぁ、学生時代はさぁ…
あまりにも美人さん過ぎてさぁ…」
「え、あ…」
「周りから浮いちゃったんでしょう?」
「…………」

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