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シャイニーストッキング
第5章 黒いストッキングの女4     部長大原浩一
 72 たぎる情愛
 
 今夜、恐らくゆうじからの導きにより選ばれたに違いないこの大原部長に抱かれることにより、今日までに至る約2年間の絶望からリセットできたとわたしは感じていた。
 それはさっきの寝落ちに見ていた夢がそうであったように、黒い海の中からもがきながら呼吸をする為に目覚めるという事が心の解放、リセットという前向きな意味なのではないかと、わたしは捉えたのだ。
 そう自分自身に想い聞かせ、シャワールームへと入る。
 それは先程までの激しいセックスによる全身の汗ばみとベタつきを流すという現実的な事実と、もう一つ、心を洗い流すという精神的な意味も込めてシャワーを浴びることにしたのだ。
 
 凄かった、一体何度イッたのだろう、3度目まではなんとなく覚えているが、その後は…
 子宮がジンジンと未だに疼いていた、そんな疼きの余韻を感じながらボディーソープを全身に纏わせていく、と、それは突然の事であったのだ。
 わたしはシャワーのお湯の流れる音で全く気づかなかった、不意にシャワールームのドアが開いたのである。

「み、美冴くんっ…」
 背後からそう声が聞こえたと思った瞬間であった、突然、部長が後ろから抱きしめてきたのだ。

「えっ、あんっ…」
 そしてシャワーを浴びて濡れながら、背後から乳房を揉んできたのである。
 お尻に部長の熱い猛った硬い肉茎を感じる。

「あっ、えっ、ど、どうしたん…で…」
 後ろを振り向きそう言いかけると、部長の唇に塞がれてしまったのだ。

 何も聞くな
 と、いう事なのだろうか、そのままに舌先がわたしの唇の中に絡まりついてきた。
 同時に熱い情愛のたぎりも流れ込んできたのである。

「はうんっ」
 そして部長は斜め後ろから不意にわたしの左脚の太腿を持ち上げ、立ったまま猛ったチンポを挿入れてきたのだ。
 いわゆる、立ちバック、という体位である。

「あん、そ、そんなっ、あぁん」
 ボディーソープの粘りもあり、チンポがニュルッと簡単に挿入ってしまった。
 そして部長はそのまま下から、熱く、硬いチンポで子宮の壁を突き破るかのように突き上げてきたのだ。

「あっ、あっ、んんっ」
「ふっ、ふぅっ、み、美冴くんっ」
 シャワーの流れ落ちるお湯の音
 ボディーソープの粘りのあるヌルヌルの音
 わたし達二人の喘ぎ声
 
 シャワールームに響いていた…

 

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