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シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
11 松下律子(5)
「さ、松下さん…」
「はい…」
美冴さんは壁際の端の席へ座り、わたしは彼女の左側の席へと勧められた。
「ふぅ、さてと…あ、ノリくんいつものね」
美冴さんは座るなり、そうノリくんと呼ばれているマスターに伝え…
「………」
スッと横を向き、わたしを見つめ、微かに笑みを浮かべ…
「うん、そう、秘書さんにもだから二つね」
「はい、りょーかいっス」
と、オーダーした。
「え、あ、わ、わたしは…」
慌てて、わたしは…
「ううん、大丈夫よ、飲みやすいから…
うん、それにね、ぜひともね、松下さんにも飲んでほしいの…」
と、まるで、お酒の弱いわたしを見透かしたかの様に、穏やかな笑みを浮かべ、そう言ってきた。
「わたしお勧めのカクテルをね…」
「あ、は、はい…」
完全に、美冴さんにペースを握られてしまっていた…
だけど、それは、決して上からの圧力とかではなく、どちらかといえば、穏やかで心地よい流れ、いや、美冴さんのリードといえた。
それに、タクシーの中からでもあるのだが…
「サッパリしてて、松下さんにも気に入ると思うのよ…」
美冴さんはそう囁きながら、さりげなく、わたしの膝を…
ストッキング脚に触れてくる。
そしてわたしはその度に、秘かにドキっと心を揺らしてしまっていたのだ…
だって、そのさりげない手の感触から、もの凄く熱い、熱量を感じるから。
そう、それはまるで、わたしを試しているようでもあり、 同時に何かを伝えようとしているようでもあった…
今もそうーー
スカートの膝から伸びた脚に触れている、その手のひらがしっとりと熱を帯び…
その都度、微かに震えてしまうわたしの小さな挙動を見逃すまいと、穏やかなのだが、美冴さんの目が、逸らずに見つめてくる。
「はい、ソルトリック二つ、お待ちどうさまっス」
カタン…
と、小さく音を立てて、マスターが、カウンターにロングカクテルを置いた。
「ソルトリック?」
「うん、そうよソルトリック…
昔ね、大切な人にね、勧められたカクテルなの…」
美冴さんは、一瞬、宙を見つめ、そう言った。
それはまるで、そこに、誰かがいるかの様な視線を、宙に向けて…
「さぁ、どうぞ…」
チン…
グラスを合わせてきたーー
「さ、松下さん…」
「はい…」
美冴さんは壁際の端の席へ座り、わたしは彼女の左側の席へと勧められた。
「ふぅ、さてと…あ、ノリくんいつものね」
美冴さんは座るなり、そうノリくんと呼ばれているマスターに伝え…
「………」
スッと横を向き、わたしを見つめ、微かに笑みを浮かべ…
「うん、そう、秘書さんにもだから二つね」
「はい、りょーかいっス」
と、オーダーした。
「え、あ、わ、わたしは…」
慌てて、わたしは…
「ううん、大丈夫よ、飲みやすいから…
うん、それにね、ぜひともね、松下さんにも飲んでほしいの…」
と、まるで、お酒の弱いわたしを見透かしたかの様に、穏やかな笑みを浮かべ、そう言ってきた。
「わたしお勧めのカクテルをね…」
「あ、は、はい…」
完全に、美冴さんにペースを握られてしまっていた…
だけど、それは、決して上からの圧力とかではなく、どちらかといえば、穏やかで心地よい流れ、いや、美冴さんのリードといえた。
それに、タクシーの中からでもあるのだが…
「サッパリしてて、松下さんにも気に入ると思うのよ…」
美冴さんはそう囁きながら、さりげなく、わたしの膝を…
ストッキング脚に触れてくる。
そしてわたしはその度に、秘かにドキっと心を揺らしてしまっていたのだ…
だって、そのさりげない手の感触から、もの凄く熱い、熱量を感じるから。
そう、それはまるで、わたしを試しているようでもあり、 同時に何かを伝えようとしているようでもあった…
今もそうーー
スカートの膝から伸びた脚に触れている、その手のひらがしっとりと熱を帯び…
その都度、微かに震えてしまうわたしの小さな挙動を見逃すまいと、穏やかなのだが、美冴さんの目が、逸らずに見つめてくる。
「はい、ソルトリック二つ、お待ちどうさまっス」
カタン…
と、小さく音を立てて、マスターが、カウンターにロングカクテルを置いた。
「ソルトリック?」
「うん、そうよソルトリック…
昔ね、大切な人にね、勧められたカクテルなの…」
美冴さんは、一瞬、宙を見つめ、そう言った。
それはまるで、そこに、誰かがいるかの様な視線を、宙に向けて…
「さぁ、どうぞ…」
チン…
グラスを合わせてきたーー

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