この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
12 松下律子(6)
チン…
わたしと美冴さんはグラスを合わせる…
「あ、うん、初めましての…夜に…ね…」
「は、はい…」
そしてカクテルを口に含む…
「あ…ホント、美味しい」
「…でしょう」
ロンググラスの縁半分に、まるでソルティードッグみたいに塩が盛ってあって…
爽やかな微炭酸にグレープフルーツジュースと…
「……」
「ウォッカベースなのよ」
「あ…」
「わたしもお酒弱いから、ウォッカは少な目にね」
「美味しいです」
「でしょう、よかったわぁ…」
美冴さんは、まるで今までとは別人みたいに、パァッと明るい笑みを浮かべて、そう言った。
「……でも?」
「うん、わたしもお酒弱いのよ」
「え…」
わたしもって…
「なんとなく、松下さんもそうなのかなぁってね…」
「は、はい」
わたしはそんな言葉と、この、美冴さんの笑顔に魅せられつつあった…
そして…
確か、38歳だったか?
あまりにも、その笑顔が若くて、いや、幼く見えて、心が揺らいでしまっていた。
「あ、今、わたしの歳気にしたでしょう?」
「えっ、い、いや、そんな…」
そして、この勘の鋭さーー
「いいのよ。わたし、松下さんとくらべたら、ずうっとオバさんだしぃ…」
「い、いや、そ、そんな、ち、違いますからぁ…」
わたしは慌てて誤魔化す。
だが…
「いいの、ホントだからさぁ」
と、また、その素敵な笑みを見せてくる…
いや、魅せて…くるのだ。
わたしはすっかり、美冴さんの不思議な魅力に魅せられてしまっていたーー
「ふぅ、なんだか、楽しいかも…」
と、美冴さんは、グイッともう一口このカクテルを飲み…
「ごめんなさい、ちょっとトイレね…」
そう言って立ち上がり、トイレに向かう。
わたしは、そんな美冴さんの後ろ姿を目で追い…
「ん?…」
トイレ脇の壁際の角の一角が、目に入った。
「あら?」
そして立ち上がり…
近寄って見てみる。
『沢村悠司、追悼コーナー』
そこにはそう書いてあり…
写真、雑誌、DVD…
そして壁にはウエットスーツ、T シャツ、サーフボードが展示されていた。
「………」
わたしは、それを眺め、見ていくーー
チン…
わたしと美冴さんはグラスを合わせる…
「あ、うん、初めましての…夜に…ね…」
「は、はい…」
そしてカクテルを口に含む…
「あ…ホント、美味しい」
「…でしょう」
ロンググラスの縁半分に、まるでソルティードッグみたいに塩が盛ってあって…
爽やかな微炭酸にグレープフルーツジュースと…
「……」
「ウォッカベースなのよ」
「あ…」
「わたしもお酒弱いから、ウォッカは少な目にね」
「美味しいです」
「でしょう、よかったわぁ…」
美冴さんは、まるで今までとは別人みたいに、パァッと明るい笑みを浮かべて、そう言った。
「……でも?」
「うん、わたしもお酒弱いのよ」
「え…」
わたしもって…
「なんとなく、松下さんもそうなのかなぁってね…」
「は、はい」
わたしはそんな言葉と、この、美冴さんの笑顔に魅せられつつあった…
そして…
確か、38歳だったか?
あまりにも、その笑顔が若くて、いや、幼く見えて、心が揺らいでしまっていた。
「あ、今、わたしの歳気にしたでしょう?」
「えっ、い、いや、そんな…」
そして、この勘の鋭さーー
「いいのよ。わたし、松下さんとくらべたら、ずうっとオバさんだしぃ…」
「い、いや、そ、そんな、ち、違いますからぁ…」
わたしは慌てて誤魔化す。
だが…
「いいの、ホントだからさぁ」
と、また、その素敵な笑みを見せてくる…
いや、魅せて…くるのだ。
わたしはすっかり、美冴さんの不思議な魅力に魅せられてしまっていたーー
「ふぅ、なんだか、楽しいかも…」
と、美冴さんは、グイッともう一口このカクテルを飲み…
「ごめんなさい、ちょっとトイレね…」
そう言って立ち上がり、トイレに向かう。
わたしは、そんな美冴さんの後ろ姿を目で追い…
「ん?…」
トイレ脇の壁際の角の一角が、目に入った。
「あら?」
そして立ち上がり…
近寄って見てみる。
『沢村悠司、追悼コーナー』
そこにはそう書いてあり…
写真、雑誌、DVD…
そして壁にはウエットスーツ、T シャツ、サーフボードが展示されていた。
「………」
わたしは、それを眺め、見ていくーー

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


