この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
20 蒼井美冴(10)
「松下さんの気持ち、よぉく分かるわぁ…
それにわたしも…」
どうやら、この松下さんに、思わず同調してしまったみたい。
彼、大原常務のあの甘い体臭と、亡きお父様の匂い、香りが同じ…
それは惹かれ、魅せられてしまうに違いないとーー
それにわたしは松下さんとの遣り取りで、彼女をなんとなく理解できた様な気がしていた。
間違いない…
やはり松下さんは、わたしと同じ類いのオンナである……と。
それは膝に触れている掌からと、絡ませたままの脚の熱さからも、彼女の情愛の深さが伝わり、感じられてきたのである。
掌からは…
まるで吸い付くかのような、ストッキングの感触を感じ。
絡まる脚からは…
敏感な感覚が伝わり。
そして極め付けは匂い、香りへの拘り…
それ等全ては、わたしと合致するーー
「わかるわぁ…
それにわたしもぉ、あの甘さにはすっかり魅かれちゃうからさぁ…」
それによる、松下さんへのシンパシー……
そんな思いから、つい、言葉が緩んでしまった。
だから松下さんは、そんなわたしに対しての想いをぶつけてきて…
「で、でも…
そ、それってぇ、あ、あのゆうじさんには…」
裏切りではないのかと。
ついさっき…
『ゆうじを感じるから…』と、タバコに火を点け、紫煙の揺らぎに魅入っていたわたしの言葉に矛盾するのでは…
と、松下さんは訊いてきたのだ。
だけど、それは矛盾するようで違うから…
「ううん、もうね、松下さんには隠さないけどねぇ…」
「え…」
「そう、わたしは松下さんが思っている様に、確かに、彼、大原常務と関係あるわ…
ううん、あったの…」
わたしは、ここで一つの嘘を付いてしまった…
それは、関係があった、という過去形の言葉。
いや、松下さんの彼への情愛の深さを知ってしまったが故からの嘘…
傷つけたくないが為の、無意識な想いからの嘘である。
「それはね…話すと長くなっちゃうから…」
わたしがそう言うと…
「えっ」
今度は松下さんの手が、わたしの膝に強く置かれ…
絡ませていた脚を、彼女がグイッと強く絡め直してきたのだ。
そして…
「長くていいから、話して、ううん、ちゃんと教えてください」
強い目の色を浮かべ、ジッと見つめ、そう言ってきたのである。
「松下さんの気持ち、よぉく分かるわぁ…
それにわたしも…」
どうやら、この松下さんに、思わず同調してしまったみたい。
彼、大原常務のあの甘い体臭と、亡きお父様の匂い、香りが同じ…
それは惹かれ、魅せられてしまうに違いないとーー
それにわたしは松下さんとの遣り取りで、彼女をなんとなく理解できた様な気がしていた。
間違いない…
やはり松下さんは、わたしと同じ類いのオンナである……と。
それは膝に触れている掌からと、絡ませたままの脚の熱さからも、彼女の情愛の深さが伝わり、感じられてきたのである。
掌からは…
まるで吸い付くかのような、ストッキングの感触を感じ。
絡まる脚からは…
敏感な感覚が伝わり。
そして極め付けは匂い、香りへの拘り…
それ等全ては、わたしと合致するーー
「わかるわぁ…
それにわたしもぉ、あの甘さにはすっかり魅かれちゃうからさぁ…」
それによる、松下さんへのシンパシー……
そんな思いから、つい、言葉が緩んでしまった。
だから松下さんは、そんなわたしに対しての想いをぶつけてきて…
「で、でも…
そ、それってぇ、あ、あのゆうじさんには…」
裏切りではないのかと。
ついさっき…
『ゆうじを感じるから…』と、タバコに火を点け、紫煙の揺らぎに魅入っていたわたしの言葉に矛盾するのでは…
と、松下さんは訊いてきたのだ。
だけど、それは矛盾するようで違うから…
「ううん、もうね、松下さんには隠さないけどねぇ…」
「え…」
「そう、わたしは松下さんが思っている様に、確かに、彼、大原常務と関係あるわ…
ううん、あったの…」
わたしは、ここで一つの嘘を付いてしまった…
それは、関係があった、という過去形の言葉。
いや、松下さんの彼への情愛の深さを知ってしまったが故からの嘘…
傷つけたくないが為の、無意識な想いからの嘘である。
「それはね…話すと長くなっちゃうから…」
わたしがそう言うと…
「えっ」
今度は松下さんの手が、わたしの膝に強く置かれ…
絡ませていた脚を、彼女がグイッと強く絡め直してきたのだ。
そして…
「長くていいから、話して、ううん、ちゃんと教えてください」
強い目の色を浮かべ、ジッと見つめ、そう言ってきたのである。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


