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シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
25 松下律子(13)
「うん、そう、黒い女はわたし…
そこでね、彼、あ、あの時は大原部長と、佐々木ゆかり課長だった…と、知り合ったのよね…」
「え…」
わたしは突然二人の名前が出て、思わず反応してしまう。
「あの頃からあの二人は、周りには完璧に関係を隠していたんだけど、わたしには分かっていたの」
「え?」
「うん、彼のあのストッキングフェチの目がね…いつもわたしの脚を追ってきていてね、なんとなく意識していたら、ゆかりさんを見る目の違いにも気付いちゃってね…」
「あ…」
「ほら、黒い女って呼ばれていた位だったから、いつも黒いストッキングも穿いていたからさぁ、その目がね…」
「……」
確かにあの人も、黒いストッキングが好きみたい…
「それにさぁ、わたしの覚醒のきっかけもさぁ、電車内でわたしの黒いストッキングを見つめてきた大学生のいやらしい目がね、きっかけだったから…」
「……」
返す言葉がなかった、いや、ちょっと想像だにしたことがない内容でもあったから…
「ほら、突然、オトコのストッキングフェチな視線を意識してしまったからさぁ、それまで無意識に抑えてきていたオンナのサガと、ゆうじに刷り込まれた性癖が爆発しちゃったみたいでさぁ…」
「……」
「急に自律神経が不安定になって、暴走しちゃって…」
「……」
想像が、遥かに及ばない話しであった。
「その夜よ…彼がさ…」
美冴さんはそう言って、消えかけている灰皿のタバコの立ち昇る紫煙を再びジッと見つめ…
「ふぅぅ…」
そして、ひとつ吐息を漏らし…
「多分、ゆうじに導かれて彼、大原浩一さんが…」
「え?」
急に美冴さんが、フルネームで呼んできて、ドキっと高鳴ってしまった。
「うん…そう、間違いなく、ゆうじに導かれたって流れだったの…」
美冴さんは宙を見つめ…
「ふぅぅ……でね、彼に抱かれ…
ううん、抱かれたのは必然的な流れだったわ…」
そう呟き、今度はわたしを見つめ…
「わたしの自律神経の暴走を彼が抱いてくれ、抑えてくれたの…」
「……」
「うん、それは彼の優しさであり、愛情…」
わたしはどう応え、返してよいのか言葉が出ない、いや、失ってしまっていた。
だって、わたしを見つめてくる美冴さんの目には…
あの人への、深い愛情の色が浮かんでいたからーー
「うん、そう、黒い女はわたし…
そこでね、彼、あ、あの時は大原部長と、佐々木ゆかり課長だった…と、知り合ったのよね…」
「え…」
わたしは突然二人の名前が出て、思わず反応してしまう。
「あの頃からあの二人は、周りには完璧に関係を隠していたんだけど、わたしには分かっていたの」
「え?」
「うん、彼のあのストッキングフェチの目がね…いつもわたしの脚を追ってきていてね、なんとなく意識していたら、ゆかりさんを見る目の違いにも気付いちゃってね…」
「あ…」
「ほら、黒い女って呼ばれていた位だったから、いつも黒いストッキングも穿いていたからさぁ、その目がね…」
「……」
確かにあの人も、黒いストッキングが好きみたい…
「それにさぁ、わたしの覚醒のきっかけもさぁ、電車内でわたしの黒いストッキングを見つめてきた大学生のいやらしい目がね、きっかけだったから…」
「……」
返す言葉がなかった、いや、ちょっと想像だにしたことがない内容でもあったから…
「ほら、突然、オトコのストッキングフェチな視線を意識してしまったからさぁ、それまで無意識に抑えてきていたオンナのサガと、ゆうじに刷り込まれた性癖が爆発しちゃったみたいでさぁ…」
「……」
「急に自律神経が不安定になって、暴走しちゃって…」
「……」
想像が、遥かに及ばない話しであった。
「その夜よ…彼がさ…」
美冴さんはそう言って、消えかけている灰皿のタバコの立ち昇る紫煙を再びジッと見つめ…
「ふぅぅ…」
そして、ひとつ吐息を漏らし…
「多分、ゆうじに導かれて彼、大原浩一さんが…」
「え?」
急に美冴さんが、フルネームで呼んできて、ドキっと高鳴ってしまった。
「うん…そう、間違いなく、ゆうじに導かれたって流れだったの…」
美冴さんは宙を見つめ…
「ふぅぅ……でね、彼に抱かれ…
ううん、抱かれたのは必然的な流れだったわ…」
そう呟き、今度はわたしを見つめ…
「わたしの自律神経の暴走を彼が抱いてくれ、抑えてくれたの…」
「……」
「うん、それは彼の優しさであり、愛情…」
わたしはどう応え、返してよいのか言葉が出ない、いや、失ってしまっていた。
だって、わたしを見つめてくる美冴さんの目には…
あの人への、深い愛情の色が浮かんでいたからーー

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