この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
シャイニーストッキング
第23章 ほつれるストッキング2       蒼井美冴と松下律子
 32 蒼井美冴(16)

 わたしは松下さんからの激白といえるお話しを聞いて、驚きの連続であった…
 そして、無意識に彼女に触れていた掌が、汗ばみ、しっとりと濡れていたのに気付き、慌てて手を離す。

 まずは…
 元々は、あの都市伝説並みと訊いていた、『ニューヨーク支社帰り』という噂は、全くの作り話で、もっとそれより衝撃的な…
『元々は銀座のクラブのホステス』だった、という事実。

 そして山崎専務を『山崎のおじさま』と、一瞬、小さく言い間違えた松下さんの言葉を、わたしは聞き逃さずに…
「え、おじさまって?」
「あっ」
 そんなわたしの突っ込みに、松下さんは露骨に慌て…
 それに、その山崎専務は、今のわたしの愛しいオトコである武石健太の叔父に当たる訳でもあり、わたしが聞き逃す筈がなかった。

 そして松下さんは覚悟を決めた様に、もっと驚きの、いや、これが全ての大元といえる様な衝撃的な内容のお話しを話し、ううん、激白をしてきたのである。

 ーーそうあれは、七月頭の頃だったかなぁ?
 山崎のおじさま、あ、専務が、あの人の常務昇進の話しをしてきたのーー

「そこでわたしは、すかさず、あの人、大原浩一さんが常務になるならば、わたしを秘書にしてほしい…と、お願いをしたんです」

 元々、以前のファンド系の会社では秘書をしていたし…
 なにより、わたしがあの人の常務専属秘書になるって事は、彼のお目付け役にもなるって事で、最適で、わたしと山崎専務には好都合になる訳で…
 あ、わたしにとっては、あの人と一緒に居られるという願望からでしたけど……

「……」

 …で、両者の利益の一致という事で、すんなりとわたしが秘書になるという事が決まったんです、ただ、銀座のクラブホステスじゃマズいから、ニューヨーク云々を後付けにして…

 だからーー
 シャネルNo.18の香りはそのクラブホステス時代からの名残りの、わたしが佐々木ゆかりに仕掛けた宣戦布告の残り香のカラクリで…

「残り香のカラクリ?」
 わたしは問うた。

「あ、はい…」
 …実はわたし、あの人のお盆休みの帰省時に、彼の田舎に押し掛けちゃって、完全に自分の独占欲に火が着いちゃってぇ、あ、略奪欲かも…
 と、松下さんは、少し、その美しい唇の端を歪ませて、そう呟いた。

 略奪欲…それは禁忌の欲望ーー


/3142ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ