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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5 課長佐々木ゆかり
11 楽しいお酒
「えーっ、なに童貞みたいなこと言ってるのよぉ」
これが杉山くんには直撃だったらしい、顔を少し赤らめているのだ。
「えっ、まさか…」
「は、はい、童貞っす、いや、正確にはシロウト童貞っす」
見事に直撃したらしい。
今夜は楽しいお酒になりそうであった。
「あっ、そうだ、酔う前に部長に電話してくるわ」
わたしはそう言って店の外から部長に電話を掛ける。
時刻は間もなく19時になる。
確か今夜は山崎専務と会う予定と今朝話していたけど、まだ時間が早いから電話しても大丈夫だろう…
それにさっきのフェチの目のせいで声が聞きたかったのだ。
「……という訳なんですけど…」
「それは受けない手はないじゃないか、どんどん進めちゃって構わないよ…」
わたしは杉山くんの企画書の件と経緯等の全てを大原部長に説明をし、許可を得た。
「ただ…大丈夫なのか」
「はい…うん、大丈夫ですよ、仕事だし、それに若手社員の為にも結果残します…」
「わかった、責任は全部私が持つから頑張ってくれ」
「はい、わかりました、部長も今夜もこれからなんでしょう」
「あ、ああ…」
「飲み過ぎないように、多分、明日の夜…」
明日は黒い女との面談があるのだ、多分、夜、部長に慰めてもらわねば…
「うん、わかってるよ」
その一言で安心した。
「じゃ、また明日です…」
電話を切り、杉山くんのいる席へと戻る。
「部長の許可も出たわ、どんどん進めちゃっていいって…」
「あ、僕も今父親に電話して、明日か明後日には課長と会いたいって言ってんですけど…」
「すごい急だなぁ…」
現実的には杉山くんの見積もりを少し修正する必要が何点かあったのだ、そして人材派遣会社側とのアウトバウンドの人材の確保の件も確認しておきたかったのだ。
「そうだなぁ、じゃ、土曜日って事で連絡しといて欲しいかな、あ、土曜日は休みかな」
「いや、テレビの報道マンに土曜休みはないっすよ、連絡しておきます」
「うーん、なんか忙しくなりそうでワクワクしちゃうなぁ」
これは本音であった。
「じゃあ杉山くんの営業のお祝いで乾杯しよう」
「は、はいっ」
わたし達は焼き鳥屋で乾杯をし、前祝い的な祝杯を交わしていったのである。
この杉山くんのなんとなくかわいい、人懐っこい笑顔にわたしの心も和んでいくのだった…
「えーっ、なに童貞みたいなこと言ってるのよぉ」
これが杉山くんには直撃だったらしい、顔を少し赤らめているのだ。
「えっ、まさか…」
「は、はい、童貞っす、いや、正確にはシロウト童貞っす」
見事に直撃したらしい。
今夜は楽しいお酒になりそうであった。
「あっ、そうだ、酔う前に部長に電話してくるわ」
わたしはそう言って店の外から部長に電話を掛ける。
時刻は間もなく19時になる。
確か今夜は山崎専務と会う予定と今朝話していたけど、まだ時間が早いから電話しても大丈夫だろう…
それにさっきのフェチの目のせいで声が聞きたかったのだ。
「……という訳なんですけど…」
「それは受けない手はないじゃないか、どんどん進めちゃって構わないよ…」
わたしは杉山くんの企画書の件と経緯等の全てを大原部長に説明をし、許可を得た。
「ただ…大丈夫なのか」
「はい…うん、大丈夫ですよ、仕事だし、それに若手社員の為にも結果残します…」
「わかった、責任は全部私が持つから頑張ってくれ」
「はい、わかりました、部長も今夜もこれからなんでしょう」
「あ、ああ…」
「飲み過ぎないように、多分、明日の夜…」
明日は黒い女との面談があるのだ、多分、夜、部長に慰めてもらわねば…
「うん、わかってるよ」
その一言で安心した。
「じゃ、また明日です…」
電話を切り、杉山くんのいる席へと戻る。
「部長の許可も出たわ、どんどん進めちゃっていいって…」
「あ、僕も今父親に電話して、明日か明後日には課長と会いたいって言ってんですけど…」
「すごい急だなぁ…」
現実的には杉山くんの見積もりを少し修正する必要が何点かあったのだ、そして人材派遣会社側とのアウトバウンドの人材の確保の件も確認しておきたかったのだ。
「そうだなぁ、じゃ、土曜日って事で連絡しといて欲しいかな、あ、土曜日は休みかな」
「いや、テレビの報道マンに土曜休みはないっすよ、連絡しておきます」
「うーん、なんか忙しくなりそうでワクワクしちゃうなぁ」
これは本音であった。
「じゃあ杉山くんの営業のお祝いで乾杯しよう」
「は、はいっ」
わたし達は焼き鳥屋で乾杯をし、前祝い的な祝杯を交わしていったのである。
この杉山くんのなんとなくかわいい、人懐っこい笑顔にわたしの心も和んでいくのだった…