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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 15 過去の誤ち ③

 そんなバリ島はマリファナ天国とも云われ、更にはマリファナよりラリってしまうマジックマッシュルームといういわゆる毒キノコの一種も手軽に手に入り狂ったのだ。
 それほどオーストラリアに2年間留学していた内の1年半は、ドラッグ系に歯止めが効かない程狂っていたのであった。
 だが帰国予定の半年前にある出来事があってそれ以降、ピタリとドラッグ系を絶ち、考えを改め、自分のこれからの人生を見つめ直し、帰国後にこの一流といわれる会社になんとか就職でき、現在に至っているのである。

 しかしさすがに数年間ドラッグ系にハマり過ぎていたせいなのか、完全に絶って約6年が過ぎているにも係わらずカラダや脳の記憶はその薬物乱用を確実に未だに覚えているのだ、そしてやはり薬物、ドラッグ系なのである…
 その狂った様に乱用していたから、少ない量では徐々に効かなくなってきていたのである。
 だからそんな時はより効き易くなる様にとマリファナと一緒に普通の煙草を吸うのである。

 一緒に平行して煙草を吸うと効いたのだ…

 基本は煙を吸うという同じ種類の行為であるから、普段は煙草を吸わなくともこの時だけは煙草を吸う様になった。
 だからこの慣習のせいもあり、完全にマリファナ系を絶った今でもこの煙草の煙に脳裏に残された記憶が反応してしまい、大量に煙草の煙を感じてしまうと、こうして少ない量のお酒でも簡単に酩酊してしまったのであろうと思われたのだ。

 そしてこれがわたしの消したくても決して消せない黒歴史といえる過去の誤ちなのであった…

 だからいつもの部長との逢瀬の時にも、部長が煙草を吸い煙を感知すると脳裏がその煙草の煙に敏感に反応してしまい、寝落ちしていてもすぐに目を覚ましてしまうのである。


 そんなとても他人には言えない過去の誤ちを思い浮かべ、隣で寝ている杉山くんの寝顔を眺める。

 突然のわたしの様子にびっくりしただろうな…
 でも、さすがにシロウト童貞である、この状況ならば大半の男達はわたしをやった筈であろうが、ブラウスのボタン1つでさえ外れてはいなかった。

 なんだか新鮮でかわいいわ…

 逆に過去を思い返してみると、この状況でやられなかった事はなかったから。

 特に大学入学当初はまだ酒に慣れておらず、よく無理矢理飲まされ、ヤリ目で酩酊させられた…




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