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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5 課長佐々木ゆかり
21 笠原主任との会話
「杉山くん、うちに入ってる派遣会社の営業にさ……」
今回のアウトバウンド用のオペレーターの人材確保の件の打合せをしたいから、今日から明日の間に来社してほしいと手配してくれ、と話した。
「大丈夫っす、もうしてあります、そろそろ自分に各社から電話が入る頃です」
「おっ、さすが段取りいいじゃん」
そう褒めると
「自分の取った仕事なんで…」
少し得意気な顔をする。
そしてデスクに就いて朝の仕事内容の確認等をしていると
「とりあえず全社10時には来れるそうですが…」
そう話してきたので、わたしはOKサインを杉山くんにした。
よしっ、テンション上がってきたぞ…
うちに入ってる人材派遣会社は大手4社、そして最近食い込んできた全国に急展開してきている外資系の1社の計5社であった。
て、ことは最低でも5人の営業マンが来るという事か…
わたしはその旨を笠原主任に伝え、会議室の準備を共にする。
「あら、課長はそんな事しなくていいのに…」
笠原主任がそう言うのだが、今は手も空いているから、と言った。
「とりあえず2名の欠勤はローテーションを少しずつずらしてなんとか埋めましたよ」
オペレータースタッフ皆が心よく残業等を引き受けてくれたそうだ。
「あの蒼井さんが残業したんならっていうスタッフが何人もいましたよ」
笠原主任がそう笑いながら話す。
いいも悪いも少なからずはあの黒い女は皆に影響を与えいるのだ…とも言った。
そうなんだ…
わたしはその話しを聞いて彼女のあの顔と、あのおぼろげな目を思い浮かべ、そして胸の騒つきを感じてきたのであった。
「面談、夕方でいいですよね」
わたしは頷いた。
「彼女がヤル気になれば絶対に課長の力になると思うんだけどなぁ…」
「そ、そうですか…」
笠原主任はやはり黒い女のことを買っているのだ。
「なんか2人はいいコンビになるような気がするんですよねぇ…」
本当に彼女の仕事振りを見ていて最近特にそう感じるのだ、と、そうまで言ってくる。
「でも、この前の面談では、そんな仕事に対して前向きな気持ちがない…と言ってましたよ…」
普段の仕事振りを見るとそれが不思議でならないのだ、とも笠原主任はそう言うのだ。
だが、わたしのコンプレックスの事はとても言えないでいた…
「杉山くん、うちに入ってる派遣会社の営業にさ……」
今回のアウトバウンド用のオペレーターの人材確保の件の打合せをしたいから、今日から明日の間に来社してほしいと手配してくれ、と話した。
「大丈夫っす、もうしてあります、そろそろ自分に各社から電話が入る頃です」
「おっ、さすが段取りいいじゃん」
そう褒めると
「自分の取った仕事なんで…」
少し得意気な顔をする。
そしてデスクに就いて朝の仕事内容の確認等をしていると
「とりあえず全社10時には来れるそうですが…」
そう話してきたので、わたしはOKサインを杉山くんにした。
よしっ、テンション上がってきたぞ…
うちに入ってる人材派遣会社は大手4社、そして最近食い込んできた全国に急展開してきている外資系の1社の計5社であった。
て、ことは最低でも5人の営業マンが来るという事か…
わたしはその旨を笠原主任に伝え、会議室の準備を共にする。
「あら、課長はそんな事しなくていいのに…」
笠原主任がそう言うのだが、今は手も空いているから、と言った。
「とりあえず2名の欠勤はローテーションを少しずつずらしてなんとか埋めましたよ」
オペレータースタッフ皆が心よく残業等を引き受けてくれたそうだ。
「あの蒼井さんが残業したんならっていうスタッフが何人もいましたよ」
笠原主任がそう笑いながら話す。
いいも悪いも少なからずはあの黒い女は皆に影響を与えいるのだ…とも言った。
そうなんだ…
わたしはその話しを聞いて彼女のあの顔と、あのおぼろげな目を思い浮かべ、そして胸の騒つきを感じてきたのであった。
「面談、夕方でいいですよね」
わたしは頷いた。
「彼女がヤル気になれば絶対に課長の力になると思うんだけどなぁ…」
「そ、そうですか…」
笠原主任はやはり黒い女のことを買っているのだ。
「なんか2人はいいコンビになるような気がするんですよねぇ…」
本当に彼女の仕事振りを見ていて最近特にそう感じるのだ、と、そうまで言ってくる。
「でも、この前の面談では、そんな仕事に対して前向きな気持ちがない…と言ってましたよ…」
普段の仕事振りを見るとそれが不思議でならないのだ、とも笠原主任はそう言うのだ。
だが、わたしのコンプレックスの事はとても言えないでいた…