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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5 課長佐々木ゆかり
55 オリオンの激白 ②
そしてその夜の新歓コンパで初めてゆかり先輩と出会ったんです…
新歓コンパの会場のディスコのVIPルームに鎮座し、女王然としたゆかり先輩の姿を初めて見た時に僕の心に衝撃が走った。
それは初めて生で見た僕の中の最高のいい女だったからである…
そしてゆかり先輩の周りには沢山の男達が『姫』、『姫』と仰ぎ見ながらまるで下僕のように集っていた、あの様子は今でも忘れられない。
それに初めて嗅いだあの独特なマリファナの臭い、それにも衝撃を受けたのである。
高校生活はずうっと勉強に費やしていたからディスコも初めて、お酒も初めて、女性の香水の香りも初めて、マリファナも煙草も、勿論全てが、全部が、初めての夜だった。
だからあっという間にお酒と雰囲気に酔い痴れてしまい、気づいたらディスコの裏口で眠りこけていたのだ。
その時です、僕の目の前に女神が降臨したんです…
明け方だったと思う、酔い潰れていたディスコの裏口から、なんとゆかり先輩が出てきたのだ、その時、後ろからサークルの男子の先輩がゆかり先輩を追うように出てきたけど、その男を追い返して裏口のドアを閉めたのである。
そしてそこにうずくまって座っていた僕に気付き
「あら、酔い潰れてるの…」
そう微笑みながら僕に声を掛けてきたんです。
「初めて見る顔ね、新入生ね」
「は、はい…」
僕は声を掛けられて嬉しくて必死に上体を起こし、返事をしました。
春4月の明け方である、まだ寒かった。
「ねぇキミ、お金持ってる…」
「えっ、あ、まあ、カードありますし」
「じゃあさぁ、ホテル行こう、連れてってよ」
「えっ…」
僕にとっては衝撃の、晴天の霹靂ともいえる誘いであった。
「ねぇ、寒いし、早く行こうよ」
「あ、はい…」
「でもダメだよ、ラブホテルじゃ、わかるよね」
その笑顔はまるで小悪魔の様な、悪戯っぽい笑顔であったのだ。
僕は一気に胸が昂ぶり、ドキドキしてしまう。
そしてタクシーに乗り込み
「ハイアットリージェンシーホテルへ…」
と、ゆかり先輩がそう告げたのである。
勉強ばかりしていたからまともに友達といえる存在もいなく、ホテルなど修学旅行と家族旅行しか行った事もなく、ホテルに着くとさっさとゆかり先輩がチェックインの手続きをしてくれたのだ。
「ほら、カード出して」
そしてその夜の新歓コンパで初めてゆかり先輩と出会ったんです…
新歓コンパの会場のディスコのVIPルームに鎮座し、女王然としたゆかり先輩の姿を初めて見た時に僕の心に衝撃が走った。
それは初めて生で見た僕の中の最高のいい女だったからである…
そしてゆかり先輩の周りには沢山の男達が『姫』、『姫』と仰ぎ見ながらまるで下僕のように集っていた、あの様子は今でも忘れられない。
それに初めて嗅いだあの独特なマリファナの臭い、それにも衝撃を受けたのである。
高校生活はずうっと勉強に費やしていたからディスコも初めて、お酒も初めて、女性の香水の香りも初めて、マリファナも煙草も、勿論全てが、全部が、初めての夜だった。
だからあっという間にお酒と雰囲気に酔い痴れてしまい、気づいたらディスコの裏口で眠りこけていたのだ。
その時です、僕の目の前に女神が降臨したんです…
明け方だったと思う、酔い潰れていたディスコの裏口から、なんとゆかり先輩が出てきたのだ、その時、後ろからサークルの男子の先輩がゆかり先輩を追うように出てきたけど、その男を追い返して裏口のドアを閉めたのである。
そしてそこにうずくまって座っていた僕に気付き
「あら、酔い潰れてるの…」
そう微笑みながら僕に声を掛けてきたんです。
「初めて見る顔ね、新入生ね」
「は、はい…」
僕は声を掛けられて嬉しくて必死に上体を起こし、返事をしました。
春4月の明け方である、まだ寒かった。
「ねぇキミ、お金持ってる…」
「えっ、あ、まあ、カードありますし」
「じゃあさぁ、ホテル行こう、連れてってよ」
「えっ…」
僕にとっては衝撃の、晴天の霹靂ともいえる誘いであった。
「ねぇ、寒いし、早く行こうよ」
「あ、はい…」
「でもダメだよ、ラブホテルじゃ、わかるよね」
その笑顔はまるで小悪魔の様な、悪戯っぽい笑顔であったのだ。
僕は一気に胸が昂ぶり、ドキドキしてしまう。
そしてタクシーに乗り込み
「ハイアットリージェンシーホテルへ…」
と、ゆかり先輩がそう告げたのである。
勉強ばかりしていたからまともに友達といえる存在もいなく、ホテルなど修学旅行と家族旅行しか行った事もなく、ホテルに着くとさっさとゆかり先輩がチェックインの手続きをしてくれたのだ。
「ほら、カード出して」