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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 61 オリオンの激白 ⑧

「あん、オリオンくん、いいっ、もっと突いて」
 恐らくまさかの童貞とは知る由もなかったであろう、そして僕自身も背伸びをして、童貞とは言えないでいたのだ。
 だがいくらさっき射精したとはいえ、これは初めての未知の快感なのだ、また再び射精感が湧き起こってきていたのである。

「オリオンくん、もっとぉ」
 僕は精一杯頑張って腰を打ちつけていく、だが、既に限界であったのだ。
 限界がきたのである。

「あっ、ううっ」
「あん、ん、出るの、出ちゃうの」
「あ、は、はい、うぅ…」
「い、いいわよ、出してっ」
「あ、は、はい…」
 僕はその言葉で我慢の抑制が溶けてしまったかのように、射精感が湧き起こってきた。

「あっ、や、やばいですっ」 
「いいよ、いいわよっ、出してぇ…」
 そして限界がくる。

「あうっ」
 僕は最後に腰を打ち突け、一気に引き抜き射精をした。
 脳裏に快感のスパークが光り、全身に射精の絶頂感が走り抜けていく。

「あんん…」
「あぁぁ…」
 僕は後ろからゆかり先輩を抱き締めながらシャワールームの壁へ寄りかかる。
 そして上からはジャーとシャワーのお湯が流れ落ちてきていた。

「はぁ、はぁ、はぁ…」
「はぁ、ふうぅぅ…」
 僕は思わぬカタチで受験勉強時代に抱いた想いを適える事ができたのである。
 しかもこのゆかり先輩という最高の女神を相手に、最高のカタチで……
 


「ああ、やだわ、本当に穴があったら入りたい…」
「ええ、そんな事言わないで下さいよぉ」 
「だってぇ…」
「僕の最高の思い出なんですからぁ…」
 あの夜の感動があったから、忘れられないから、今があるんだ、と健太は言う。

 だが、どう聞いてもわたしには恥ずかしかったのである。
 ただのヤリマン女の話しにしか聞こえなかったのだ。

「あの夜があったから、あの夜から僕はゆかり先輩に付いていったんですよ…」
 確かにあの頃から健太の存在を認識はしているのだが、今の話しをこんな具体的に聞いても正直ちゃんと思い出せない自分につくづく呆れて少し嫌気が差していたのである。  
 なぜならば、多分あの頃はこんな事を年中していたような気がするからである。

 あの頃はしたい時にして、やりたい様にやっていた、いや、やれていたのである。

 本当に馬鹿であったのだ…





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