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シャイニーストッキング
第1章  和哉
 41 ラブホテル ⑨

 「あ、あぁぁぁ、んんっ」

 「そう、もっと、もっと舌を動かしてぇ…」

 「あんっ、いいっ、吸ってぇ、あぁぁ…」

 「ね、ねぇ、指を、指も挿入れてぇ…」

 私は和哉の唇と舌と指に狂っていた。
 当然、和哉は未熟である、それを私は誘い、誘導しながら快感を追求する為に導いていく。
 何も余計な事を考えられないくらいに感じたかった、快感に狂いたかったのだ。
 ただただ、今、目の前にいるこの和哉に抱かれ、愛されたかった、そして和哉を男にしてあげたい想いであったのだ。

 「そ、そう、はぁ、あぁん、指で上を、ぁぁ、擦るようにぃ…」
 子宮がズキズキと疼きを増していく。
 もう限界が近づいてきていた。
 一度イキたかった。

 「はぁ、はぁ、ねぇ、和哉くん」
 「は、はい」
 「ねぇ、コリコリしてるのあるのわかる」
 「はい、わかります」
 「そこ、そのクリトリスを舌で転がすように舐めてほしいの」
 「クリトリス?」
 「そう、クリトリスっていうのよ、私が一番感じるところ…」
「は、はい…」
 舌先がクリトリスを捉え転がすように舐めてくると、そこから全身に快感が走り思わず腰が震える。

 「ゆ、指もそのまま動かしてっ、中を掻き混ぜてぇぇっ」
 子宮が快感の悲鳴を上げる。
 絶頂の波が子宮の奥からせり上がってきた。

 「あんっ、あぁぁ、イクっ、イクぅぅぅ…」
 全身が痙攣のように震え、背中をのけ反りながら私は絶頂のエクスタシーを迎える。
 
 「あぁぁぁぁぁ…………」

 クリトリスは私の快感のスイッチである、そしてこのスイッチが私を淫靡な女に変えるのだ。

 しかし未経験の童貞である和哉は私のこの状態を理解できていないらしく、まだクリトリスを舐め、指をグリグリと膣の壁を擦り続けていた、これには私も堪らない、このままでは狂ってしまう。

 「あ、ああっ、か、和哉くん、や、やめて、とめてぇっ…」
  ようやく和哉の愛撫が止まり、久しぶりの激しい絶頂感に汗が噴き出し、息が上がり、しばし放心状態になってしまった。

 「はぁ、はぁ、はぁ…」
 「気持ちよかったんですか?、感じてくれたんですか?」
 「うん、すごく感じたよ…」

 そうなのだ、こんなに感じたのは、いや、抱かれてこれほど感じたのはいったいいつ以来なんだろうか…

 私はそう考えていた。
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