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シャイニーストッキング
第6章 黒いストッキングの女5     課長佐々木ゆかり
 73 魅せられる

「はい、今度はこれね」
 その言葉に導かれ、オリオンはわたしのシャンパンゴールドのハイヒールを両手で掴み、ゆっくりと脱がせてくる。
 すると艶やかな光沢のストッキングに包まれたパープルのペディキュアの爪先が現れた。
 そしてその爪先を、魅せられたかの様なうっとりとした目付きで見つめてきたのである。

「ほうらぁ…」
 わたしはそう囁きながらその爪先をオリオンの顔に押し付けていくのだ。
 するとうっとりとした目付きに変わっていくのである。

「臭くないのぉ…」
 そう囁くと首を振ったのだ。、堪らなそうな、うっとりとした顔をしてくるのであった。

「オリオンの変態…」
 わたしはそう囁きながら反対側の脚を目の前に伸ばしていくのだ。
 すると再びオリオンは、魅せられたかの様な目付きになり、反対のヒールを脱がせてくるのである。

「僕…あの夜からストッキングフェチになっちゃったんです…」
 そう呟いた。

「ふぅんそうなんだぁ、じゃあ、これは大好物だよね」
 そう囁きながら脱がされたもう片方の爪先をオリオンの口元へと伸ばしいき
「舐めて…」
 と呟いたのである。

「は、はい…」
 そう返事をするとうっとりとした目付きで爪先を唇に含んできたのだ。

 ピチャ、チュパ、ピチャ、チュパ…

 恍惚気味な表情になり、脚首を掴み、爪先をしゃぶりだした。

「あ…うん……」
 オリオンにしゃぶられた瞬間から快感が子宮に走る、爪先がまるでクリトリスの様に敏感に感じてきたのだ。
 
 ズキズキ、ズキズキ…
 子宮の疼きが激しくなってくる。

「う……んん……あ…」
 アソコがじっとりと濡れてくるのを自覚していた。
 
 ああ、いい、気持ちいい…
 するとオリオンは空いたもう片方の手を脚首からゆっくりと太腿にかけてストッキングの感触を愉しむかの様に撫でてくるのである。


 えっ、やばい、感じ過ぎる…
 そうなのである、オリオンとの空白の8年間の年月が、あの初めての夜の彼とは全くの別人にしていたのである。
 そんなストッキングフェチのテクニックでわたしを愛撫してきたのだ。

 油断していた…

 オリオンはオーストラリアまで追いかけてすれ違いとなりわたしの事を諦めてからは、その甘いマスクを武器に年上のお姉さんキラーとしてモテていたと話していた。







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